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KAT獲得&ビラノバカルテット1試合もせずに解体
9月も最終日ですね。
予想外に仕事が忙しくて、更新が滞ってしまい申し訳ありません。
NBAも10月からのキャンプインを控えて、そろそろ始まるなあと思っていた矢先にKnicksに衝撃のトレードが入ってきました。
トレード内容
<Knicks獲得>
・Karl-Anthony Towns
・James Nnajiとの交渉権
<Wolves獲得>
・Julius Randle
・Donte DiVincenzo
・Keita Bates-Diop
・将来のドラフト1巡目指名権(via Pistons)
<Hornets獲得>
・DaQuan Jeffries
・Charlie Brown Jr.
・Duane Washington Jr.
・金銭
・将来のドラフト2巡目指名権×2
・2025年のドラフト2巡目指名権
Hornetsはお互いのチームのサラリーキャップ調整のために必要だった第三者なので、メインはKnicksとWolves。
オールスター選手のTownsと同じくオールスター選手のRandle、去年Knicksの躍進を支えたDiVincenzo、ドラフト1巡目指名権との交換トレード。
Townsは以前からWolvesの財政上の問題で放出が噂されていましたが、まさかキャンプイン直前の時期にKnicksとはということで驚いています。
Knicksにとっての効果
実はこのトレードの数日前にKnicksのセンターであるMitchell Robinsonが左足首の回復が遅れており、シーズンを開幕から最大2か月欠場するという報道がありました。
昨年センターとして活躍したHartensteinはFAでThunderに移籍してしまい、控えであるAchiuwaとSimsしかセンターはいない状況でした。
HCのThibodeauは「Randle(本来PF)もセンターポジションに入ってもらう時間帯も増える」というインタビューを受けており、Randleを入れたスモールラインナップになるなあと思っていました。
ところが急転直下でのまさかのオールスターのセンタープレイヤーTownsの加入ということで、驚いています。
メリットとして、1点目はオフェンス面での改善が挙げられます。
以前自身のFacebookには書いたこともあるのですが、Randle放出論はずっと考えていました。
昨シーズンのKnicksはRandle抜きでPlayoffsで躍進しましたし、僕自身はRandleがボールを運んで3Pライン外でボールを保持し過ぎ、オフェンスが停滞するのがずっと気になっていました。
Townsは球離れが悪い選手ではなく、ポストプレーもできますし、3Pも昨年3Pコンテストに出場するなどRandleより確率も高い。
そのため昨年優勝したCelticsと同じようにファイブ・アウト(3Pラインの外に全員ポジショニング)からのオフェンス展開が可能になり、Brunsonの1on1も効果的になると思います。
2点目はロスターのバランス構成が良くなった。フォワード(SF&PF)に偏重したロスターであったが、少し整理されてバランス良く構成されていると思います。
一方、デメリットとしては培ってきたケミストリーの崩壊が心配になります。特にDiVincenzoを失ってしまったことで、躍進を支えたビラノバメンバーが1人抜けたことによる影響がどう出るか(ビラノバカルテットについては以前書いた下の記事をご参考に)。
あとは控えの層が少し薄くなったので、控え主体になったとき、得点を繋げることができる選手が出てくるかどうか。
いずれにせよ、完全に1~2年で勝負をかけることになりましたので、プレシーズンからしっかりチェックしていきたいと思います。