Niziプロから学ぶ仕事観!NiziProjectPart1#1-2
暇さえあればNiziプロを見ている。。NiziProjectPart1#1-2にて感じたのは目次の通りだが、自分の学びのために少し仕事に紐付けながら以下にまとめてみる。
該当の回はこちら→https://youtu.be/m3LqnUhNbEo
①できないことをできるようになるより、得意なことを伸ばす方がいい?
この回でJ.Y.Parkは「短所がないことよりも自分だけの長所がひとつだけあることのほうが重要」と語っている。
仕事でも何でも「こんなことができるようになりたい」と目標設定する際に
結構多くの人が、自分が今できていないことに目を向けがちだと思っている。
かく言う私にも「その癖がある」と長年上司に言われてきた。
今できていないことができるようになること、克服すること、
それ自体は悪くないし積極的で良いことだと思う。
ただ、苦手なことをできるようにすることは、
得意なことを生かしながら何かをするよりも、遥かに辛い。
(と思うようになったのはそんな遠い昔の話でもないのだが・・・)
少し前にも流行った、「3つの得意分野を持つことで100万人に1人の稀少なスキルを身につけた人材になれる」といったような論がある。
100人に一人が持つ力を3つ身に付けると、
100×100×100=1,000,000
つまり1万人に一人しか持たない力を身に付けられるというものである。
社会人5年目くらいまではずっと、人と比べてできなかったことや羨ましいと思っているところを「できるようになりたいこと」と目標設定する癖があった。
ただ、頑張っても頑張ってもその比較対象となった人を追い越すこともできなくて、一向にできた感を味わえず辛かった。
今考えると当然である。だって、その人はそれが人より飛び抜けて得意で評価されているのだから。
たかだか数ヵ月頑張って追い付くなんて無謀だし、今思えばおこがましかった。(でもその時はできると思っていた。。)
人の後追いをやめ、自分が顧客のためにこうしたいと思って自然とやったことが良い結果に繋がった時、ようやく自分のやり方や得意なやり方を見つけることができた。
間違いなく「あなたはこの力が本当に優れているよね、もっと磨いていこう」とその時に認めてくれた上司のお陰だ。
「克服する」のではなく「磨く」。
だから、できないことをできるようになることで
一般的な能力をまんべんなく身に付けるよりも、
人よりも長けていることを一つでも持っていることのほうが、
気負わず楽しく自分自身の価値を高めていけるのだと今は思っている。今は。
とはいっても仕事に日々向き合っているとどうしてもできていないことに目が向きがちなので、
(こんなに気を付けているのに今でもそうである)
自分は何が得意なのか・何が好きかを再認識するきっかけを多く作るために、
対話の中で気づきを与えてくれる人との時間はしっかり確保しながら過ごしたいなと思う。
②気まずくても悪い結果と理由をその場で伝えるほうが、互いのためかも。
J.Y.Parkは「アイドルになる準備が全然できていない」「スター性が見えない」とその場で保留・不合格を伝えているが、
合格・不合格・保留をその場で伝えているのには意図があるのだろうか?
全員見てから決め、リスト化して一気にメールでの合否通知もできるし、遥かに効率的であるのに。特に不合格の場合は、後日伝えるほうが心を痛めずに済む。
採用面接の中ではニコニコ頷きながら話を聞いているのに、後日理由も伝えず所謂お祈りメールを送るということがある。
が、それって落とされた候補者からすると「手応えがあったのになぜ」と納得できないことも多いのでは。
それと比較すると、こういう理由で不合格です、なぜなら自社はこういう人物を求めているから、と明確に伝えられたほうが納得感は高いはず。
なぜなら、この点が「その企業に」合致しなかっただけなのだと思えるし、
足りていなかった点に気が付き、それが努力によって補えるものなのであれば頑張ろうという意欲も引き出す可能性もあるからだ。
また、この企業はこんなことを大事にしている企業なのだという世間へのブランディングにも繋がると思う。
また、合格にならなかったとしてもその場であのJ.Y.Parkから直接アドバイスがもらえる ということをきっかけに、応募も増えそうである。
明らかに不合格とわかっているもののそれを伝えられない理由がその場の気まずさ程度なのであれば、
候補者にとっても自社にとっても、その場で結果と理由を伝え互いが次に繋げるほうが良いのかも。
③まずは最高だと自分で思える完成度を目指す努力を。
「歌やダンスをするときに必ず自分が最高だと思うべき、でないと見る人が没頭できない。」とJ.Y.Parkは語っている。
営業職をしていた時を思い出した。
ぱっと考えたそれっぽい提案書を顧客に持っていっても、全くと言って良いほどいい反応はもらえない。
一方、顧客について歴史から調べ抜き、パートナー企業の担当者と一緒に夜まで練ってふと思い浮かんだコンセプトが、
全然格好良くないし時代に則してないのになんだかやけに自信が持てたことがあった。
目覚めの良い朝を迎え顧客の元へ伺い、提案内容をお話しすると、「まさにこれだよ!」と熱量高い反応をいただけて、凄く嬉しかったことがあった。
提案書はないも同然だった。
準備不足から来る不安や迷いは(逆に自信も)、相手に伝わってしまうものなのだと思う。
④採用要件と育成要件を整理するという基本は、やっぱり大事!
飾らない笑顔が素敵なアカリちゃんに対し、オーディションの場で重心を取るアドバイスをするJ.Y.Park。
素直にやってみてひとつ学びを得たことを喜んでいるアカリちゃんを見ていると、
そういう人にこそ人は教えたくなるものなのかなと感じた。
オーディションの中で見極められることに極度に恐れや緊張感を抱かずに、
日常のその本人の姿を見せることができている候補者は、特に本当に素敵である。
そんなアカリに対しJ.Y.Parkは、音程が不安定であることは練習不足なだけと見極めて、
素質を見て合格を告げている。
つまり採用要件と育成要件をしっかり押さえている。
これは採用の基本の基本であるとは思うが、
何人もいい候補者がいっぱいいたら基準がぶれそうなものだけど、
ぶらさず見極めができているこのオーディションは凄いなとあらためて感じるのである。
まとめ
①できないことをできるようになるより、得意なことを伸ばす方がいい?
②気まずくても悪い結果と理由をその場で伝えるほうが、互いのためかも。
③まずは最高だと自分で思える完成度を目指す努力を。
④採用要件と育成要件を整理するという基本は、やっぱり大事!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!