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コースの特徴:歪み(傾き)
風や水の動き以外でストラテジーに影響を与える、人為的な変数が存在する。 「その一つがコースのゆがみである。」
表紙の写真のポート艇は、先にスターボードのタックを走り、その後、多くのオーバーセールをしている艇をしり目に正しくレイラインを見極め、ゲインした。何が起こったのだろうか。
風の変化が正方形上にセッティングされたコースを一方のサイドが極端に有利になるように歪ませる状況がある。 運営側の不備や、一方型のシフトが原因の場合もある。
オレンジ艇とピンク艇が同時にスタートした。
ピンク艇は短いタックを先に走っている。 この艇の最初の問題は、長い距離のレイラインを見極めなければならないことだ。 オーバーセールするかもしれないし、長いタックを先に走ったオレンジ艇よりも余分な距離を走る可能性もある。 シフトが入った場合、状況はさらに悪くなる。スターボードリフト(Wind4)では、オレンジ艇はマークにそのまま入れる状況であるが、ピンク艇は本来必要のない距離を走ってマークに向かわなくてはならない。また、スターボードヘッダー(Wind5)が入った場合、どちらの艇もマークには向かないが、オレンジ艇はシンプルにタックし、十分ピンク艇の前を通ることができます。レイランに乗ってしまったために、ウインドシフトが入るたび、ピンク艇は余分な距離を走ることになり、一方で、オレンジ艇は、シフトを使いポジション的なゲインを獲得します。
ヒント!:歪んだ(傾いた)コースでの第一戦略は、最初にロングのタックを走ること!