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水の特徴(潮)

しばしば、レースが行われる場所の特徴で、水の流れ(潮流、川の流れ)が重要になることがあります。 風の影響が複雑な場合、こちらの方がコースを選択するうえでの判断材料になることがあります。

余談ですが、英国では、海の潮の流れを”Tide”、川の流れの動きを”Current”と言います。

セーリングにおいて知りたい情報は、主に海面から1m下の流れがどうなっているかということです。 その流れが、現在どうか、これからどのように変わるのか、場所によって違うのか、大きく違う場所があるかなどの情報が必要です。 

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一般的な影響:水深

地表(海面)近くの水の流れの速度は、水深に影響されます。 底近くの水の層は、摩擦によって著しく遅くなります。 したがって、底から離れれれば、離れるほど摩擦の影響を受けないため、流れは速くなります。 水深の深いところでは、流れが速くなり、浅いところでは、逆に遅くなります。 上図では、水深の深い真ん中が流れが速い場所です。 浅瀬が沖合にあった場合でも同様の減少が起こります。

しかし、他の要因がある場合、この原則が通用しないこともあります。 例えば、大量の水が障害物の周りを流れるのではなく、越えて流れる場合流れが加速します。 これは、港の入り口近くで良く起こります。

水のベンド

水は通常、水路の外側により速く流れます。上図では、一番内側と一番外側は水深は同じですが、外側がの方が比較的速く流れています。  流れが速いところでは、水がより深く底を削り、結果として水深が深くなるため、さらに水流は速くなることがしばしばあります。

湾と障害物

岬の周辺では風が加速するように、ポイントや障害物の周辺では流れが大きくなり、障害物の背後では流れが小さくなったり、渦ができたりすることがよくあります。これは、湾の一端にあるポイントが流れから湾を「遮蔽」している場合、または、海外線に沿って局所的な堤防がある場合にこの現象が見られます。

転潮

潮が海岸線と平行に流れる場合、流れが変わる際は、最初に岸側が変わることが多いです。 沖合の水の量は、遠く沿岸の浅瀬よりも多いため、潮が止まるのが遅くなり、逆になるのに時間がかかります。 水深に依存した現象です。

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