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北海道一周レンタカー旅1週間。

時期的に一応新婚旅行!
長旅なうえに、個人的に収穫が多かった旅だったので備忘録がてら書き残しておこうと思います。

今回の旅の趣旨

  • レンタカー運転でペーパードライバー脱却!

  • アイヌのことたくさん知る、民族衣装たくさん見る!

  • 北海道のおいしいものたくさん食べる!

旅の記録(わりとこまかい)


1日目 9/14 羽田〜釧路〜阿寒


夜道の運転。
かねさんが荷物を受け取ってる間に私一人でレンタカーを受け取ることになった。
「道東は鹿が多いので気をつけてくださいね」とレンタカーのお姉さんに言われ、「気をつけます〜」と返しつつも、道で鹿と出会うなんて遠い世界の話だなと思ってた。
それ以前に発進の仕方がわからず、発車前にかねさんに「ギアってどこに合わせればいい?Dで合ってる?」とかメッセージ送ってた。
Dで合ってますよ奥さん。無事かねさんを拾っていざ夜の北海道へ。

釧路の夜道を阿寒にむけて走る。
ライトをハイライトにするのに手こずりながらどうにか走っていると、前方、道の真ん中に、なんかある。いや、いる!
「シカぁーーーーっ!!!シカシカシカシカ!!!!」
キキーーーッ
3匹ほどの鹿が私の車にビビりながらも、ゆっくりと左側の茂みへと消えていった。
もう心臓バクバク。
隣でかねさんが「よく止まれたね」と冷静に私を讃えている。
ハイライトにしててよかった、してなかったら気づくのが大幅に遅れてた、
後続車がいなくてよかった、
テンパって一瞬ブレーキとアクセルを間違えそうになった、止まれてよかった、
わあわあ騒ぎながらまた走り出したら、その後も道の脇にはわりと鹿が普通にいて、もう木の葉までもが鹿に見えてきて、それでもそれからは特に危険はなく、阿寒のホテルに到着。駐車に手こずり、係の人に駐車場所を変えてもらってやっと駐車。

寒い!!!
服装は、基本的にTシャツと薄いパンツ、それと秋物ワンピースを持ってきたんだけど、
ヒートテックもんやでこれ…
とりあえず、お腹が冷えがちの私には夏でも必需品の毛糸のはらまきがこれから大活躍します。
この日はホテルの夕食なしの予定だったので、食料を調達しに近くのセイコーマートへ。
この旅では、セイコーマートのホットシェフを食べるのもチェックリストのひとつ。
けど、ホットシェフってあるとことないとこがあるのね。そらそうか…
なかったので、やきそば弁当と、てきとーにいろいろ買ってお部屋で食べました。
セイコーマートへ行く途中にも、ゆったり歩いて観光客の目を引く鹿さんたちがいました。

2日目 9/15 阿寒〜網走


ホテルの朝食で、北海道ログボ「ラーメンサラダ」を獲得しつつ、阿寒湖アイヌコタンへ胸躍らせレッツゴー!
アイヌ文化や素敵なアイヌモチーフを集めるのが私の北海道旅の最大の目的。
はじめてのアイヌコタンは民族衣装好きの私にとって夢のような場所だった。
実際にアイヌの人たちが作ってるアイヌのグッズがこれでもかと並べられたお店がこれでもかと軒を連ねていて、アイヌシアターイコロではアイヌの踊りが観られて。時間の関係で観られたのはアイヌ古式舞踊だけだったけど。ロストカムイも観たかった〜!
お店の人から、「ここはアイヌコタンだから、ここのお店の経営者はアイヌの血が入ってないといけない」と聞いた。「でも最近はそうじゃない人もいます」とも。
木彫りのものを売ってるお店が多くて、店前に木彫りの作業場があるお店が多かった。
あるお店の店主さんは、「コロナの時期は全然人が来なくて、毎日ひたすらこれ作ってたんですよ」と、アイヌ文様の飾りを見せてくれた。取り付ける部品次第でブローチになったりヘアゴムになったりするかんじのやつ。
甲羅という文様がとてもきれいだった。とても緻密で美しかった。とても手間がかかるのが言われなくてもわかる。
普段は一万円とかで売ってるものだが、暇なコロナ禍に作りすぎてずっと売れ残っているので、1/3程度に値下げしたらしい。
「たくさん買ってってブローチにして売りなよ」と勧められて、本当にその気になりそうだった。
飾りをひとつ選ぶと、その場でブローチの部品をつけてくれた。
「コロナの時期は楽しかった」
「楽しかった?」
「だって24時間全部が自分の時間なんだもん、だからこんな作品をたくさん作れた。でももう二度としないけどね」
確かに、一日中創作に没頭できるのはこの上なく幸せだなぁ。そうしてできた作品はあとで振り返ると「よくこんなことやれたよな」と我ながら思うほど作り込まれていて、もう二度とできないなと思うのもめっちゃわかる。
自分の作品を作って売る、それを気に入ってくれる人と出会う、というのは、とても幸せなことだろうなと思った。

さて昼食。
コタンの中にあるアイヌ料理屋さんで、アイヌ料理に挑戦!
ユクオハウ(鹿肉のお汁物)とチェプオハウ(鮭のお汁物)、メフン(鮭の背ワタ)のパスタをふたりで分け合って食べた。
オハウは味付けが塩と昆布だけらしく、あっさりしていて素材の味が引き立っていた。
ユクオハウは鹿肉の臭みを感じるし、チェプオハウは鮭のエキスがめちゃくちゃ出てる。どちらにも入ってる行者ニンニクがとても好き。
メフンのパスタもおいしかった!
料理好きなかねさんと「これは再現できそう」「作ってみるか」などと言いながら完食。
ここでゴールデンカムイの話で恐縮(かねさんはゴールデンカムイ全編、私はアニメ版のところまで履修済みで、ふたりで旅の随所でゴールデンカムイの話をしていた)なのだが、オハウ、たしかに日本人なら味噌を入れたくなる味だなと思った。味噌に限らず、なんかもうちょいだし効かせたいな!と思う味というか。でも本当においしかった!

その後、網走へ移動。
途中の道の駅あいおいに寄り、クマヤキを食べた。
クマヤキは鯛焼きのクマバージョンみたいなやつ。グッズがめちゃくちゃ豊富でおもしろかった。正直かわいかった。
私は元々あんこがあまり好きではないのだが、これはとてもおいしかった。
北海道は豆がおいしいので、あんこもおいしいんだと聞いた。すごいね…
その後滞りなくホテルへ到着。

夕食には蟹が出た。私は蟹の美味しさをよくわかっていないのだが、やっぱり他のジンギスカンやお刺身や帆立ごはんのほうが美味しいなぁとなった。蟹って、噛むと泡っぽいものが発生してきて口の中気持ち悪くならん?あれが好きじゃないんよな

昼間、かねさんがアイヌコタンで買っていたムックリを部屋で試してみた。
あれ、鳴らすの難しいね!
ムックリといえばビヨンビヨンと気持ちいい音が力強く鳴るイメージだけど。
私たち初心者がやると、ヒモが引っ張られてピンピンなる音だけが響き、竹が少し動くバインバインという音がすれば良いほう。あと、鳴らせたとしてもムックリが口の周りに当たってものすごく痛い。皮剥けそう。
口の中の形を変えて音程を変えるのなんて、とうていムリだった。修行あるのみ。

3日目 9/16 網走


この日は網走を満喫。
まず向かうは網走といったらここ!網走監獄博物館。
ところでこのとき私の運転はまだおっかなびっくりで、スピードが遅がちだったり、車線の左側に寄りすぎてかねさんが怖い思いをしたりと未熟だった。今もまだまだだけど。
でもかねさんがあまりに、そんなの分かってるよ!ということまで口酸っぱく言ってくるので、「あのさぁ、私の運転信用してないでしょ!?」と声を荒げたと同時に、ウィンカーを出したつもりがワイパーを動かしていて、爆笑された。
私も笑っちゃった。いやこっちは怒ってるんですけど!?
でもまあ、まだまだ運転不慣れなのは事実だし、今の失敗も笑って済ませられるものだったからいいけど、もっと何か事故に繋がるような失敗だったら…と思うと、助手席に人がいて注意してくれるのはとてもありがたいことだよね。

まあそんなこともありながら無事故無違反で網走監獄へ到着。
ここでは主にゴールデンカムイの話をしてたな。
監獄というからには冷たくて殺伐としたところを想像していたら、思いの外のどかであたたかな雰囲気の場所だなと感じた。モネの庭かな?(高知県民並感)ってかんじ。
あの放射状の社屋もとても明るくて木の香りがして、懐かしい校舎みたいな赴きだった。
北海道の開拓のため囚人が駆り出され、最近までろくな供養もされてなかったことを初めて知った。
そうそう、脱獄王が実在の人物だったことも初めて知ったよ。

その次に行ったのは北方民族博物館!
クイズラリーの用紙をもらい、各展示ブースの中から答えを探し出して書き込んでいくのが楽しかった。あの用紙写真撮っとけばよかったな。
北海道アイヌだけじゃなく、樺太アイヌや、外国の北方民族の衣装や日用品も展示されていた。
民族衣装好きにはたまらない…!

昼食にホッケの塩焼きを食べつつ、流氷ガラス館にも立ち寄った。
ここのガラスは蛍光灯の廃材を再利用したガラス原料「エコピリカ」を使ったリサイクルガラスなんだって。
流氷の美しさをガラスで表現するだけでなく、その流氷を守るためにエコにも取り組んでいる。
とてもいい製品だな、応援したいなと思った。
箸置きにスプーン置きがくっついてるやつがふたりとも一致で「いいね」となったけど、無事に持って帰れる自信がなくて見送ってしまった…
通販サイトもあるみたいなので気になった人はぜひ。

ホテルまでの帰りに網走湖をチラ見すると、網走湖ってオホーツク海と網走川で繋がっていて、アザラシが来ることがあるんだってね。
へえ〜、おもろ

今日のホテル夕食は、毛ガニが出た。
また蟹か…と思っていると、かねさんが「毛ガニは食べたほうがいいよ!」と言う。
食べてみると、実際昨日の蟹よりも身の味がしっかりしていて、噛むと泡っぽくなる現象もなく、おいしかった。

4日目 9/17 網走〜旭川


今日は移動の日。
途中、道の駅おんねゆ温泉に寄った。
お目当ては近くの北きつね牧場。
北きつね牧場にも駐車場はあったけど、道の駅から歩いて5分程度の距離だったので歩いた。
きつね、かわい〜!!!
飼育員さんに、園内ではしゃがんではダメと教わった。
きつねは俊敏で、遠くにいてもあっという間に近づいてきてスマホや持ち物を奪ったり、飛びかかってきたりするんだと。
私たちが行ったときはたぬきは屋内の寝床にみんないて、外に出てるのはきつねだけだったな。
この日はけっこう暑かったんだけど、きつねはみんな日向で寝てた。
ちょうどいい木陰になる木の下はきつねに大人気で、人の歩く道のある木陰には誰もいなかった。
たまに人の通る日向の道で寝てる子がいたけど、人が近づくと逃げた。逃げちゃうのか…
昭和の雰囲気漂うお土産コーナーには、もうずっと何年も置かれたままなんだろう木彫りの置物なんかの他に、最近デザインされた風の今風のかわいいデザインのオリジナルグッズがあった。
こういうちぐはぐさ、たまらん…

道の駅に戻ると、山の水族館というのがあり、入った。
手作りのポップがユーモア溢れる、こじんまりとしているけれどとても見応えのある水族館だった。
私たちが普段鮭だと思って食べている魚のなかには、イトウやオショロコマというサケじゃない魚がいると初めて知った。

昼食には、道の駅で塩野菜ラーメンを食べた。
たくさんの野菜が卵とじになっていて優しい味で、ラーメンというより麺入り野菜スープってかんじだった。
私の思うラーメンって、脂っこくてパンチがきいてて、ラーメン食べに行くっつったらガッツリ不健康な食事するぞ!ってイメージだったんだけど、北海道のラーメンはそうじゃないなって気がした。
もうひとつ、この旅を計画する前から食べたいと思ってた「あげいも」を食べた!念願!
あげいもって、アメリカンドッグみたいな衣がついてるんだね。てっきりじゃがいもそのままを揚げたものだと思ってた。
予想した味とは違ったけど、じゃがいも自体の味がすごく濃くて、おいしかった。

ここからは運転手をかねさんに交代して旭川めざしてドライブ。
「〇合目」という看板がところどころに出ていて、どうやら大雪山を突っ切るルートだったらしく、結構な峠越えドライブになって運転手は大変そうだったけど、助手席の私は雄大な自然の景色に感嘆しっぱなしだった。
所狭しと生える白樺なんかの木の合間に気持ちよさそうな沢が流れていて、その周りにはコロポックルが傘にしてそうな植物(フキ?)がびっしり生えてる。北海道だぁ~!!!
四国の山道はトンネルだらけで景色が見えるところなんて一瞬だったりするからね。
それでちょっと思ったんだけど、私が昔から車酔いしやすかったのって、トンネル出たり入ったりすることが多くて三半規管への負担が大きかったのも原因だったのかも…?今回の旅では自分で運転してたというのもあって、一度も車酔いしなかった。
山道だしまた動物に遭遇するかもね~って言いながら運転してたら、今度は車のかなり前のほうを黒っぽい小動物が横切った!なんだアレ!?猫!?イタチ!?と大興奮。この謎は旭山動物園で解けます(ラーメンズネタ)!

さて今日から2泊お世話になる、高砂温泉に到着!
とてもレトロでいい雰囲気のお宿だな~と思ったら、「レトロ商店」というコーナーがまさに昭和!てかんじで楽しかった。
ホテルにありがちな古いゲームコーナーに加えて、スーファミやカラオケBOX、ジュークボックスなんかがあった。
スーファミなんて初めて触ったし、ジュークボックスに至っては実物初めて見たよ。
そして私たちが一番テンションがあがったのが、駄菓子屋コーナー。懐かしの駄菓子から現代のお菓子まであったけど、何がすごいって、価格感が平成なの。子どものころ、100円握りしめて近くの駄菓子屋に行ったときの価格のままなの!
というわけで、やりました。ひとり100円で駄菓子を買うごっこ。
買おうと思えばいくらでも買える大人だけど、100円という制約のなかで何を買うか選ぶのはすごく楽しかった。

この高砂温泉のお風呂はとても印象に残っていて、小さめのいろんな種類の浴槽がたくさんあるんだけど、昭和の時代に最先端を目指していろいろ試したんだろうな~というかんじの名残が見えておもしろかった。
詳しくは行って見てみてくれ…ww

ごはんも大層おいしかった!やっぱり、もう何食べてもおいしくてなんだこれってかんじ。
初日の晩ご飯のデザートに出た、手作りっぽいミルクプリンがびっくりするほどおいしかった。買って帰りたかったしレシピ知りたいと思ったよ。あそこに行かないと食べられないと思うとものすごくレアな体験だったな…
この日はごはんのおとも、国士無双(日本酒)を注文。おいしかった~!

5日目 9/18 神居古潭、旭山動物園


この日は旭川でのメイン、旭山動物園に行く日!
でも、その前にどうしても私が行きたいところがあって寄らせてもらった。
それが神居古潭。
天気が良くてとっても気持ちよかった。
後で知ったんだけど、ここは有名な心霊スポットらしいね。
コロポックルがお祭りをしていることもあるとかなんとか…
トンネルの先に行ってみると、トンネルをくぐる前とは空気が違うような気がした。すごく清浄なかんじ。
時間の関係もあって、その先には行かなかったけど。次行く機会があれば行ってみたいな。

さて本日のメイン、旭山動物園!
入って早々ペンギン、ホッキョクグマ、ニホンザルのもぐもぐタイムを見ることができた。
もぐもぐタイムは、飼育員さんがその動物の生態などを分かりやすくおもしろく解説してくれて勉強になった。
飼育員さんの解説や、展示のしかたやポップ類から、「自然を大切にする」心をひしひしと感じて、私も自然を大切にするために何ができるかなって考えた。
節電、節水…そんなのしか思いつかんかった。
かねさんは、「旭山動物園みたいな自然を守る活動をしてる人たちにお金を落とす!」って言ってたな。動物園のYouTube動画を再生するだけでも支援になるよねって。たしかに。がんばってる人を応援するっていう考え方がかねさんらしいなと思った。

北海道原産の動物のコーナーがおもしろかった。オオワシやシマフクロウ、タンチョウヅルなど大迫力の動物たち!
その中で、黒っぽいイタチのようなクロテンという動物がいた。ん…?こいつ、昨日車の前を横切ったやつじゃない!?絶対そうだ!北海道にいる動物だし、姿かたちも似てる!

さてここで事件です。
カイウサギのふれあいコーナーなど楽しみつつ、動物園の動物以外との交流も多かった旭山動物園。
バッタが首元に飛び込んできたり、頭にトンボが留まったり。
そんななか、ふと荷物を背負いなおす拍子に自分のお腹あたりに触れたとき、硬い何かが私の指を切り裂いた。
え・・・?
血が出るほど深く切れてはいないけど、薬指に5cmほどの長さの浅い切り傷ができていた。
そのとき私はワンピースを着て、その下にズボンを履いていたんだけど、もちろんそんな硬い部品なんか身に着けてない…
なんだ?と思って何気なくワンピースをたくし上げて見てみると、お腹あたりには玉虫色のでっかいカメムシ。
「ギャアァアアアッ!!!!」
響き渡る私の叫び声。
ビクッと振り向く、前にいた韓国人オンニたち。
見る余裕なかったけどたぶん動物たちも驚いてた。
すぐにバッとスカートをさげたので、かねさんもなぜ私が叫んだのかちんぷんかんぷんな状況。
なんとか説明すると、「トイレ行って全部脱いで服バッサバッサしておいで!こっちだよ!」とトイレまで誘導された。カメムシの恐怖とひとりで戦わなきゃいけないのか…絶望…
トイレに入り、意を決してスカートをめくると、胸のあたりまで移動したカメムシがいた。移動すんな。怖い。
カメムシのお尻って確かに尖ってるけど、人の皮膚を切り裂くくらい硬いんだって初めて知ったよ。ちなみにカメムシは無傷で元気そうでした。
なんとか指で弾いて体から離して、事なきを得ました。トイレに置いて来ちゃったけど。どうにかがんばって生きろよ。

これはトンボ

この事件でドッと疲れた~~~。幸いほとんど展示は見終わっていて、残りは心地よい疲労感とともに無事見終わり、旭山動物園を後にしました。
バッタにトンボにカメムシと、何かの虫の知らせなのか…?

さてお宿に戻りお風呂からのごはん。この日はふらのワインを注文。北海道のワインは本当においしい…ごはんにとても合うワインでした。

6日目 9/19 旭川~美瑛町白金


この日、朝一は川村カ子トアイヌ記念館!
ここず~っと気になってたの!
アットホームながら、すごくきれいな施設でびっくりした。トイレがめちゃくちゃ広くてきれいだった。
展示されてる資料やパネルの内容がとても細かいというか、その文化の中からの視点というかんじがした。
受付の女性は、中の事務室みたいなところで刺繍をしてるらしく、そうして作ったであろうアイヌ刺繍のコースターが売られていた。こうやってアイヌ刺繍が作られて、私みたいな人が買って、広まっていくんだな…と思うと感慨深くなった。
オリジナルグッズの手ぬぐいとステッカーがかわいくてそちらも購入。とても良かった…

そして次は北鎮記念館。ここもずっと気になっていたところ。
アイヌは昔から興味あったけど、正直第七師団に関してはゴールデンカムイ以外の知識がほとんどなかったんだけど、それだけにここの展示は新しい知識が多くて楽しかった。開拓はしんどかったろう…私はマイクラでしかやったことない…
アイヌの歴史と、北海道における和人の歩み、交互に摂取するのやべー。
下駄のつま先部分が覆われた冬下駄がかわいかった。こういう昔の可愛いを発見するのがたまんねーんだよ(それここで発見するもの?)。
そしてゴールデンカムイとがっつりコラボした記念撮影ブースや物販。
物販はこちらも可愛い手ぬぐいがあったので購入。手ぬぐいって手ぬぐいやすくて便利って最近気づいて、家の中のタオル提げるような場所は全部手ぬぐいにしたかったの。
あと、セーラー服着たテディベアのマスコットは、連れて帰らなきゃいけない気がした。かわいいね…
そうそう、ここは入場無料なんだけど、入口で人数やどこから来たかなどの情報をプッシュ式のカウンターをプッシュして記録して入る形式になってて、機能的でいいなと思ったよ。言葉で伝えるのむずいな。
アンケートもこの形式で、むやみに何回もプッシュしたい人用のカウンターもついててワロタ。たくさん押したいもんね…

さあ次は高砂酒造。この日は行きたい場所が多かった。
国士無双がおいしかったので、自分たち用に一本と、うちの実家にお土産を買って送った。
酒粕ソフトクリームもおいしかった!

そして次、道の駅あさひかわ。
おみやげを見て回ったんだけど、すみっこにやたら高知の土産物が置いてあるコーナーがあって何かと思ったら、「41℃交流フェア」なるものらしかった。旭川市の最低気温-41℃と、四万十市の最高気温41℃のつながりらしい。なにそれおもろ…てか41℃って何?死ぬで…マイナスはもはや未知の世界すぎてよくわからん…

そしてお昼は、北海道のお寿司チェーン「トリトン」へ。
北海道民が思うおいしいお寿司といえばトリトンらしい。
その名に違わず本ッ当~~~においしかった!
まぐろたたき軍艦と漁師軍艦?が特に好きだったのと、にしんを初めて生で食べたのが印象的だった。
ネタが大きくて、いつもの回転寿司より少しで満足した。

トリトンの待ち時間中、隣接するスーパーをぶらついた。
旅先で地元のスーパー行くのって楽しいよね!
普通に筋子が売ってたり、ラム肉が売ってたり、さすが北海道ってかんじ。
惣菜コーナーで見たハム巻きポテトサラダ、これみんな見たことある?私は初めて見て、うわ~なにこれ独創的~おいしそ~!って言ったら、かねさんは「はぁ…そんなもんが…?」みたいな反応。え?
「普通のポテサラをハムで巻いただけのどこにでもあるやつだけど…?」ってかんじだった。まじか…
いやでも、私が見たことないだけかも。

はい、そしてここで運転手を交代し、若干の峠越えを挟みつつ、今夜の宿がある美瑛町へ。
ここのごはんマ~~~~ジでおいしかった。
トマトやにんじん、レタスといった野菜類がものすごくおいしい。あとチーズ。
一番印象的だったのが、とうもろ…いや、とうきび。
私はとうもろこしがあまり好きではない。なんか、あの甘さ、チャーハンやサラダに入ってると邪魔に感じるんだよね。
だけどここのとうきびは雑味がないというか、すごく透き通った味をしてて、何かに入ってても邪魔どころか独特の香ばしさがいい仕事してるな、とさえ思えるほどだった。
普段どちらかというと海沿いの地域に住んでるから、海鮮は身近だけど、こういう山の幸の豊かな内陸ど真ん中に来ることってなかなかないな、と気付いた。もちろん私の故郷高知県の野菜もおいしいけどね。さすがに気候違いすぎて野菜の守備範囲が全然違うからね。

余談だけど、食後にレストランの前を通ると掃除ロボットに化けたキツネさんが廊下掃除してました。かわい~

7日目 9/20 美瑛~富良野~帯広


この日は朝から天気が怪しかった。
午前9時頃~昼頃に雨降りの予報だったので、朝食前にホテルの周りを散策することに。
白髭の滝を見ることができた!てか、この後青い池を見に行く予定だったけど、この美瑛川もめっちゃ青いやん!!
山あいを流れる川がずっと青くて、とてもきれいでした。曇ってるとか関係ない。水がもうめっちゃ青。そういう入浴剤入れた?って色してる。調べたら、これはアルミニウムを含んだ地下水が光を反射して青く見えるらしい。

さて、朝食をとって支度して、外に出るころには少し降ってる。車を出したとたんに激しく降り始め、一旦近くの道の駅に避難。ここでお土産物などを冷やかしつつ、天候の様子を見ることにした。
そしたら、しばらくしたら傘がいらないくらいの小雨に!
この隙にいざ青い池へ。
青い池はやっぱり青かった。
面白かったのは、奥にぽつんと立ったパネルに書いてあった、この池の成り立ち。
ここは自然にできたものではなく、十勝岳の噴火の際に火山泥流が流れ込むのを防ぐために堰き止めたら、川の水がそこに溜まってしまってできたんだって。天然じゃないんか~い!
どうりで水の中に、水の中に生えないであろう木が生えてるなと思った。あれは水没してしまったかわいそうな木だったんだね…
でも実際観光客もいっぱいいて、現地や道の駅で売られている「青い池」と名のついた鮮やかなブルーのグッズやお菓子もあながち大袈裟じゃないと思えるくらいにはきれいなブルー。こんな大自然を感じられるスポットが人工的にできたってことも、それを観光資源にして商売してることも、人間の営み~ってかんじでいいなと思った。
青い池サイダーキャンディ買ったけど、おいしいよこれ。色もかわいいしおすすめ。

さて雨もおさまったところで次は四季彩の丘!
広い敷地に果てしなく色とりどりの花が咲いていて圧巻!
ノロッコ号に乗って全体をゆっくり一周。ゆ~っくり花畑全体を見れて楽しかったし、途中の特に写真映えするスポットでは5分ほど車を止めてくれて、ゆっくり写真撮影や景色を楽しんだりできた。
花以外に印象深かったのは、立ち入り禁止の花畑の中に入り込んでまで写真撮影しようとするニキネキ。を怒鳴りつけるノロッコ号運転手さん。
マナーは守ろうな、諸君!

さて、青い池→四季彩の丘と行動を共にしてきた(?)中国人団体客を振り切るように車に乗り込み、しばらくドライブ。富良野方面に向かいます。

私の運転にかねさんが若干車酔いを催し、休憩がてらちょこっとふらのワインハウスに寄りつつ、富良野チーズ工房へ!
今日のお昼のメインはチーズ♡
チーズの製造過程や歴史を目で楽しみ、絶品のピザを楽しみ、チーズの試食を楽しんだ。
建物自体が気持ちいい森のような場所に建ってて、後で気付いたんだけどテラス席で食事することもできたみたい。絶対気持ちいい!
若干寒くてそんな気になれなかったけど、アイスもおいしそうだったよ~~。

そしてここから帯広のホテルまでは、途中の道の駅に寄りつつの長めドライブ。
道の駅南ふらのでは、まさに隣にポテチ工場があることに大興奮しながら、名産ポテトチップスを購入。
あと、くまささ茶ってのも買ってみたよ!すごいエグみの強い緑茶ってかんじで、私はちょっと苦手だった…

次に寄ったのは道の駅しかおい。
Google Mapで見た動物型の植木に吸い寄せられて行ったら、そっちは市役所かなんかだった。
近くにジオパークがあると知って興味わきわき。行けなかったけど。
近年発見された、北海道石なる鉱物?があるらしいとちらりと見て、かねさん共々興味津々。
道の駅を発って走り出した車の中で、助手席のかねさんが調べてくれて、こんなものがあるんだね~って話した。詳しくはみんなも調べてくれ!

そして今日も無事に帯広のホテルに到着。
帯広に来たから、明日のお昼は絶対に豚丼を食べたい!と話していたら、ホテルの夕食が豚丼だった。。大はしゃぎ~!
豚丼屋さんを調べてたから知ってるけど、豚丼って、グリンピースが乗ってるのと乗ってないのがあるっぽい。ここのホテルのは乗ってる…
私はグリンピースが苦手。青臭いし、嚙んだときに出てくるボソボソの中身みたいなもの…嚙むだけで悪寒がして吐き気がするくらい苦手。
なので避けようとしたんだけど、まてよ、北海道のグリンピースだろ…?コーンのこともあるし、もしかしたら…?
かねさんも「北海道の豆はおいしいからね~」とか言ってる。
一個食べてみた。
青臭さ………ない。
噛んだとき…みずみずしくてプリっとした豆の触感。
え…?これ本当にグリンピースか?
ワンチャン本当に私の知ってるアレとは別種の豆なんじゃないかと思うくらい、食べたときのあれこれが違った。
は?なんなん北海道…?何食べてもうまいんか…?となりながら、豚丼に舌鼓。

余談。
ここまでのホテルはすべて大浴場つきだったんだけど、今回の旅でここだけ大浴場がなく、お部屋にユニットバスがあるのみ。
ユニットバスと言っても浴槽が広く、とても上等な洋風ユニットバスってかんじ。
大浴場がないのは残念だったけど、お部屋から出ないでお風呂とその後の身支度を済ませられるのはそれはそれで楽だったな。
お部屋でユニットバスか大浴場で温泉か、どちらも良さがあるね…

8日目 9/21 帯広~白糠~釧路


帯広には、北海道が誇るお菓子メーカー、六花亭と柳月の本店がある。
寄らない手はないでしょう!!!
まず行ったのは六花亭。六花亭のいちごチョコ、大好きなんだよ…え?マルセイバターケーキ?干しブドウ苦手なんだよね…
柳月でのお目当ては三方六。ハロウィン限定のかぼちゃの三方六がめちゃくちゃかぼちゃでかわいかったよー!
どちらも無料のコーヒーの振る舞いもあって、おもてなしすごかったよ、さすが老舗…!

そして、この旅でやりたかったこと、まだ達成してないものがあるの、お気付きか…?
そう、それはセイコーマートのホットシェフごはん…!
この日のお昼はそれを決行することにした!ドライブ途中のセイコーマートに停まって、ホットシェフのおにぎりと、カップみそ汁を買って、車の中で食べる…
すごい旅!ってかんじしてわくわくしたな。もう旅も終盤だけど、まだまだおれたちの旅は終わらないぜ!

この日のメイン訪問先は白糠のアイヌ関連施設。
馬主来沼を超える橋のあたりは地形がおもしろくて、運転手じゃなかったらキョロキョロぱしゃぱしゃしたかった。
そこを超えるとまもなく、白糠アイヌミュージアムポコロに到着。


入場無料であることに驚きつつ、ずらっと並んでいるアイヌ語の地形に関する言葉のパネルや、チセの中の構造やその名称を見て、ほ~となる。
中でも一番印象に残ったのが、映像資料。白糠で行われているアイヌのお祭りや行事の映像なんだけど、平成30年とか、令和に入ってから行われたものなんだよね。
映像を見る限り、その行事を率いているっぽいのは今バリバリ現役の若い世代のようだし、行事には家族連れで子どもたちもたくさん参加しているっぽかった。
公民館のような場所で行事して、終わったあとにはみんなで会食して…
普通に地域の行事なんだからあたりまえだけど、私も小さい頃に地域のお祭りで神輿担いで、その日の夜は公民館でおきゃく(土佐弁で宴会の意)して…みたいな記憶があるけど、まさにそれと変わらないんだなって思った。
昔の映像で見るような本物のコタンで、本物のチセで…っていうものしか知らなければ、そういう「アイヌ文化」は「失われた」というふうに思えるけれど、こうやってちゃんと現代に生きている文化もあるんだなと。
アイヌ文化は失われゆくもの!というインプットが強かったから、それがすごく印象的だったな。もっとアイヌのこと知っていきたいと思った。
そして、特設コーナーが設けられていた映画「シサム」、めっちゃ観に行きたい。以前から気になっていたんだよね。幸い、行ける距離に上映館あるみたいなので、期間中にぜったい行くぞ!
あと、鍛高譚がアイヌ語だった、お酒の鍛高譚が北海道のものだったということに衝撃を受けながら、次の施設へ。

ウレシパチセ!

入口左側の天に昇る丸木舟に???となりつつ、ガチ公民館っぽい外観に、入っていいのか…?となりながらいざ潜入。

入口にどこから来たかを書く用紙があったんだけど、けっこう関東から来てる人たちいて安心した。
新しめのきれいな公民館に、アイヌ式の囲炉裏があって大興奮!自由に着ていいっぽいアミプが大量にラックにかけられていたのでもちろん着させてもらい、嬉しさのあまりポコロで覚えたてのフンペリムセを踊った。わーくわーくワクワク!
ここには地域の人の手作りであろう刺繍などのグッズが大量に置いてあり、大興奮しながらショッピングした。全部超かわいい~!!!
私の目をひいたのは、アイヌ文様入りのくじらのモチーフが入ってるポシェット。
フンペリムセ発祥の地だからね、くじらモチーフはもちろんという感じなんだけど、私の故郷高知もくじらの地として有名だから、なんかリンクしてる感があって、一目惚れしちゃった。
もうひとつ、大量に並んだアイヌ刺繍のスターターキットにも大興奮!
アイヌ刺繍を…始められる…だとッ!?!?
元々世界中の民族衣装を見るのが大好きで、刺繍を始めようと道具を買い揃えたこともあるんだけど、まだ一度も実行できてなかった私は…
これを機に始めるしかねえ…!
というわけで、常駐されていた施設の女性の方に買うものを持っていったら、「あら、刺繍されるの?」と。
「これから始めるんです~!」と答えると、
「私も今、服を作ってるのよ」と、作りかけのチヂリのアミプを見せてくれた(!!)!
「刺繍は楽しいよ、がんばってね」との言葉をいただき、ついでにカバンにつけてたアイヌ木彫りのブローチも褒めていただき、「がんばります!!嬉しいです!!!」と答えて、後ろ髪を引かれながらウレシパチセを後にした。
まさに今に生きてアイヌの伝統工芸を紡いでいる人に会えて、作品を見せてもらって、がんばってねと声をかけてもらったのはすごく嬉しかった。
刺繍がんばろう、そう思った。
白糠、一瞬しかいなかったけど大好きになったよ~。また行きたい。

白糠アイヌに後ろ髪をひかれながら、次は釧路にむけてドライブ。の途中で立ち寄ったのは、恋問海岸。
恋問って名前、めちゃくちゃロマンチックやん…
たこザンギの字面に食欲を禁じ得ず、寒さに震えながら海岸で食べた。永遠にもぐもぐしていたい味…
昨日まで山の幸が豊富な内陸にいたけど、ここはもろに海の幸。お土産も、日高昆布とかカニとかいっぱいあった!海沿いだしそらそうだわな
ただ、建物が古いのか、駐車場から海岸のほうまでトイレのにおいがぷんぷんしてたのはキツかったな…
近くに新しい道の駅が建設中みたいだったので、近々そちらに移るのかもしれない。

そして釧路のホテルに無事到着。
初めての立体駐車場にビビりながら、いつもの3倍の時間をかけて駐車したけど、無事だったよ!!
あれマジ狭いって、キツいって…
晩ごはんは宿泊プランにつけてなかったので、近くのご飯屋さんを探した。
スパカツとジンギスカンで迷って、ジンギスカンに決定!
北海道式の本物のジンギスカン、はじめていただきました。
私たちが行った「じんぎすかん華」さんはたれが3種類あって、オリジナルの醤油だれと味噌だれ、そして北海道では定番の「ベル食品の成吉思汗たれ」。
店員さんが説明してくれて、「これ知ってますか?」とベル食品のたれを出すと、他のテーブルの地元民っぽい人たちは「定番っすよね~」とか言ってる。かねさんも「うんうん」と嬉しそう。
ジンギスカン自体ほぼ初めての私はもちろん初見。
だけど、このローカルやりとりのかんじ、知らなくてもこっちも嬉しくなっちゃうよね…
上肩ロースがめちゃくちゃおいしかったです。

9日目 9/22 釧路~羽田


最終日!
この日は釧路を少しだけ探索して、昼頃の飛行機で羽田に帰る日。
釧路のアイコン的によく見る街灯を見流しつつ、フィッシャーマンズワーフへ。
ショッピングモールみたいな場所だけど、海鮮の市場があったり、北海道や釧路のお土産物店がひしめいていたり、面白い場所だった。
買わなかったけどすごい気になったのが、海底で熟成させたお酒!瓶にフジツボがびっしりくっついてて海ロマン大好きオタクに刺さりまくり。
ちょっともうすでにスーツケースの容量がね…アレだったんでね…
次に見かけたら買っちゃうかもしれないね。

そして次が最後の訪問スポット。丹頂鶴自然公園!
今年で開園66年ですって。おめでとうございます。
タンチョウヅルは旭山動物園でも見たけど、ここは広大なブースごとに1羽~3羽ずつくらいいて、ブースごとにタンチョウヅル豆知識クイズが書かれたパネルと、写真撮影のための窓がついていて面白かった。
タンチョウヅル、でけ~。
かなり寒くて、一通り見終わる頃には手がかじかんで鼻水も出てきてた。
早めに釧路空港に向かい、レンタカーを返すぞ!

そして釧路空港。
最後まで気を抜かず安全運転。
この旅を計画してからレンタカーのハンドルを実際に握るまでずっと、こんな長期間・長距離の運転旅なんてできるのか?と思っていたんだけど、無事故・ほぼ無車酔いで最後まで来れたことに感慨深くなった…
ついでに言えば、ほぼ体調不良もなく無事に終われたのは本当に良かったな。
空港の自動チェックインカウンターでは、予約していたフライトが表示されない!え、予約できてなかった!?と焦って受付のお姉さんに相談したら、JALとANAを間違えていたというハプニングがありつつ…
無事チェックインして荷物も預け、空港でお昼ごはん。
昨日迷ったあげく選択しなかったスパカツを空港のレストランで発見!
シーフードスパに温玉をのせた「たんちょうスパゲティ」もおいしそうで、2つをふたりで分けて食べたよ。
たんちょうスパゲティ、好きな味すぎた…!おすすめです。

まだ私の北海道堪能旅は終わらない。
これまで何度か北海道に来たけど、まだ食べれてなかった定番スイーツがあった。それは…ノースマン。
飛行機の中で食べながら空の旅を楽しみましたとさ。

ハム巻きポテトサラダとオハウは、帰ったその日に早速かねさんが作ってくれましたとさ!

まとめ。


今回の旅は、勉強と新しい挑戦の旅だったな!

勉強になったこと。


北海道のアイヌのこと、開拓のこと、北海道民からしたら一般的に知っていることでも、北海道に縁のなかった私は知らなかったことだらけだった。
でもただのいち地方の歴史ってだけじゃなく、日本人として知っておかなきゃいけないことだった。
食べたことのなかった食べ物や、食わず嫌いだった食べ物を食べられた旅でもあった。
どんな食べ物も本場というか、美味しく食べられる場所があって、そこで食べるのとそうじゃないのでは全然違うんだろうなと思った。

新しい挑戦。

運転。
最終日を迎えるころにはだいぶ上手くなったと思う!
駐車もだいぶスムーズにできるようになった。
もうペーパードライバーではないね。脱却成功!

そしてこれはこれからの挑戦、刺繍。
今までも興味があったことだけど、実行に至らなかったのは、刺繍をやってる人との交流がなかったからかなと思った。
ウレシパチセのあの女性からしたら気軽な一言だったかもしれないけど、私の背中を押すには充分だったんだな。

気付いたこと。


私が旅で一番醍醐味としてる部分って、景色を見ることでも、美味しいものを食べることでも、現地の人との出会いなどでもなく、お土産屋を物色することだなぁ。
前々から薄々気付いてて、我ながらそこかい!?と思ってて。変な醍醐味~と思ってたんだけど。
その土地の工芸品にはその土地の誇りみたいなものが表れるのかなと思う。
その土地の誇りを秀逸に表現してて、かつモノとしての機能性や生活への馴染みがいいモノを見つけると、出会ったー!!って気持ちになる。
そういうモノを見てるとシンプルに創作意欲が湧く。

だから、刺繍をやろう!って思ったとき、そんな「出会い」を私のつくったモノで果たしてくれる人がいたら、と想像すると、めちゃくちゃわくわくした。まだまだ先のことだけど、そんなふうになりたいなと思った。
たまに自分用のアクセを自作することはあったけど、がっつりモノづくりをして人に届けたいとまでは思わなかった。いや、思わないようにしてたのかもしれない。

アイヌ刺繍やアイヌの工芸にこだわらず、刺繍や裁縫、ハンドメイドにも手を伸ばしていきたいな。この機に。
でもアミプは作りたい!!アイヌのお着物一着は欲しい!!

これからも北海道に行く機会がたくさんあることが嬉しい!
こんだけ回っても、まだまだ行ききれてないところがいっぱいあるし、食べれてない名物もいっぱいあるし、アイヌのことについては繰り返し訪れてじっくり学びたい。

この旅のいくつかのエピソードはまんがにもするつもりです!

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