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学生時代の寮生活は成長スピードがやばい!?~人生の財産~

第4回は『寮生活』について記事を書いていきたいと思います!

寮に入って学生野球をする方のほとんどが高校生、大学生の間だと思います。

そこで、高校、大学二つの分野に分けてお話しさせていただきます。

それぞれ、メリットデメリットがありますので
ぜひ今の自分、そしてこれからの自分の理想像と照らし合わせていただければと思います!

1.高校の寮生活

①メリット

高校で野球をする方のほとんどが
「甲子園を目指して全力で挑戦したい!」と思うようになります。

そこで、毎年一回戦敗退のチームよりかは、毎年ベスト16以上に残れているようなチームに入る方がより甲子園までの道のりが近いです。

その中で、毎年良い成績を残している学校の野球部は全寮制や寮完備の所が多く占めています。

なぜ、強い高校の野球部の選手達は寮生活をしているのでしょうか。

これは明確です。

強い高校が寮生活をしているのではなく、
寮生活をしているから強いチームに育つ

ということなのです!!!

その理由であるメリットが以下のようになります!

○野球だけに打ち込める
○上下関係から礼儀作法を効率よく学べる
○早朝から深夜まで自由に練習できる
○甘えることなく自律心が養える
○遅刻しなくなる
○人間関係をより構築しやすい
○モチベーションが上がる

『寮生活』は常にチームメイトと共に生活します。
その分、他の選手が自分よりも努力している姿も目に付く事になります。

全体連習が終わってから、みんなは部屋で休んでいる中一人で黙々とバットを振っていたりシャドーピッチングをしている姿は、他の選手のモチベーションを上げます。

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私生活でも、いつも一緒に居れば、人一倍食事に気を遣っていたり、自己管理を徹底しているような選手がいれば、その人を見習って、自分も試してみたりという、通いでは気づけないような学び、吸収がたくさんあります。

さらに、下級生の時は上級生の先輩と同じ部屋で過ごさなければいけません。それによって私生活からも礼儀を学べたり、目上の人とのコミュニケーション能力を身につけることができます。

このように寮生活をしていれば、他選手(ライバル)の行動が目に付きやすくなり、自分の少しの甘え(妥協)に気がつき改善し、成長に繋がります。

さらに、先輩、同期、後輩の日頃の行動を観察することで、自分の行動を見直し、真似て、新たな気づきをすることが山のように増えます。

このようなことからぜひ真剣に野球に向き合いたいと思われている方は『寮生活』を行い、より成長できるように挑戦してみてください!


②デメリット

次にデメリットを上げさせていただきます。
これを了承した上で寮生活に挑戦してみてください!

○寮費がかなり必要
○いじめは無きにしも非ず
○ホームシックになる
○自由な時間がほとんどない
○規則・ルールがたくさんある
○時間厳守
○気持ちがついて行けず妥協してしまう
○先輩の言いなりになる

精神面のことから、寮での決まり事や、自由時間などデメリットもあります。
しかし、このデメリットは自分の気持ち、やる気次第でどうにでもなります。

このデメリットが、自分を強くする

いちばんのデメリットとしては、高校で寮にお子さんを入れることで、学費以外にも寮費がかかってきます。
それも、3年間寮で生活するわけですからかなり多額の費用を要します。
それも理解した上でお子さんの本気ならそれを応援してあげてください!


それ以外のデメリットは、すべて結果的にメリットに繋がります。


つい最近まで中学生だった人間がいきなり親元を離れるわけですからさみしくなるのは当然のことです。

しかし、自分で決めた道なのですからそんなこと言ってる場合ではありません。寂しい気持ちを抑えて、日々練習に打ち込み、私生活からなにまで全て自分でこなすことで、自律心が芽生えより成長できます!

高校生の寮生活では、規則ルールがたくさんあり厳しいです。
この規則・ルールをしっかり守って生活するという能力は社会に出てからも必ず必要になります。

自由な時間がほとんどないの!?
と思われる方も居ると思いますが、当たり前です!
野球だけに専念するために『寮生活』をしているのですから
遊ぶ時間なんて必要ありません。

少し息抜きしたいときは練習がオフの日を活用しましょう!
一秒も時間を無駄にせず野球に専念できるのが『寮生活』の特徴です。

高校の寮では、朝と夜に点呼があります。
点呼は選手全員が集まって、ミーティングをする場です。
これに遅刻でもすれば先輩に殺されます。😅(笑)
このような習慣から『時間厳守』という社会人に必要な能力も養われます。


2.寮生の一日

とある全寮制の高校球児の一日のスケジュールをお見せします。

6:00  起床
6:30  点呼
7:00  朝練開始
8:00  朝練終了
8:15  登校
16:20   下校
16:45   練習開始
8:00  練習終了
8:15  夕食
9:00  自主練習
22:30  入浴、洗濯
23:30  就寝

このようなスケジュールになっています。

寮生ならではで、早朝から夜遅くまでぎっしりみっちりと練習に打ち込める環境となっています。

このような生活を3年間するだけで様々な面で2倍、3倍もの成長をすることができるのです!


3.大学の寮生活

大学では、上級生になるともう成人していることもあり、大人というような扱いになります。

よって、高校の寮よりかは規則やルールも少ないですし、自由時間も多いです。

そこで私が感じたことは、

大学野球が最も成長でき、人と差を広げられる時間だと確信しています。

なぜなら、自由時間が多い分そこに甘えてしまっている選手も多いからです。

全体練習は短いですし、自主練習も強制ではありません。
自由な時間を作ろうと思えばいくらでも作れてしまうのが大学の野球部です。

そこで、自分は甘えることなく、自由な時間を野球に注ぎこめば、
人との差をみるみる離すことができ、今まで自分より能力が高かった選手にも追いつき追い越せる可能性が非常に高いです!

これが大学野球の魅力です!

高校で強豪校にいて、甲子園にも出場している選手が大学でサボっている間に、高校では弱小で無名の選手が頭を使って日々自主練に励んでいる選手が追い抜き、メンバーを勝ち取るということはよくあります!

実際僕もそうでした!

負けているのが本当に悔しくて、誰よりも練習して這い上がってやろうという気持ちで毎日過ごしていました(笑)

この経験は本当に人生の財産です。

ですので、大学での寮生活は、自分次第で良くも悪くもなるというような
自律する能力がとても必要になります。


4.大学の寮生の一日

7:00 起床
7:00 朝練
9:00 授業
(授業の空き時間は自由時間)
16:30 全体連習
18:00 全体練習終了
18:30 自主練習or自由時間or夕食
21:00 グラウンド消灯
21:30 ウエイトトレーニング(自主練)
22:30  自主練習終了
0:00 就寝

大学の場合は全体連は2時間ほどで終了し、それ以外はすべて自主練習になります。
練習するもしないも自分次第と言うことなのです!

さらに自主練習なので、人それぞれ好きな事ができるので、練習でも、自分の課題を追求でき、それぞれにあった練習ができるので、しっかりと頭を使って練習すれば格段に成長できます!


5.まとめ

高校編
■メリット
○野球だけに打ち込める
○上下関係から礼儀作法を効率よく学べる
○早朝から深夜まで自由に練習できる
○甘えることなく自律心が養える
○遅刻しなくなる
○人間関係をより構築しやすい
○モチベーションが上がる
■デメリット
○寮費がかなり必要
○いじめは無きにしも非ず
○ホームシックになる
○自由な時間がほとんどない
○規則・ルールがたくさんある
○時間厳守
○気持ちがついて行けず妥協してしまう
○先輩の言いなりになる
大学編
大学生はもう大人なので、規則やルールも少なく
全体練習は2時間程度で自主練習をする時間がたくさんあるのが特徴です。
そのため、自分の甘えで成長を妨げてしまう人も居れば、
将来、先を見据えてコツコツと自由時間を活用して成長していく人、
この二種類に分かれます。
あなたはどちらを目指しますか?
大学では、自己実現能力、課題解決能力、自律心が必要不可欠になります。
すべてはあなた次第です。


今回は『寮生活』について書かせていただきました。
親元を離れて自分の目標に向かって全力で頑張る姿はとてもかっこいいですよね!
苦しくて逃げ出したくなる時も来ると思いますが、この努力は必ず『人生の財産』になります。

そのときそのときの感情に左右されることなく、常に先を見据えて行動してくださいね!

最後まで記事を読んでいただき本当にありがとうございます。
この記事で、さらにやる気を出して行動してくれる方達が増えれば幸いです!😊

今回はこれで以上になります。


ぜひ以下の記事も読んでみてください!

『野球を習わせるとどんんいんげんになる!?』




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