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発達障がいの子どもの苦手意識が薄れていくスポーツ療育とは。
サイキョウ・ファーマ広報部です。
みなさんこちらのマークをご存知ですか?
知らない方も多いのでは。
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この機会にぜひ覚えてください!
「ヘルプマーク」と言います。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです(JIS規格)。
ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。
障害者に関係するマークの一例から
私たちサイキョウ・ファーマも活動を応援する「日本凸凹支援スポーツ協会」のスポーツ療育「竜の落とし子サークル」には、このマークをつけている子どもたちもいます。
外見ではまったくわからないことも多く、本人やご家族は非常に大変な思いをされているケースもあるようです。
日本凸凹支援スポーツ協会の山本代表は
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山本代表 このマークを絶対に知ってもらいたいんですよ。私たちのサークル活動やイベントにもこの「ヘルプマーク」をつけている方もいます。この前こんな話もあったんです。成人男性で、見た目は普通なんですが、内部障害があり電車内でじっとしていられず少し声を出してしまったんですね。近くの方が「大人のくせに騒ぐな!」と。ヘルプマークはご家族が彼に付けていましたが、それに気が付かなかったのでしょうね。ちょっと「あれ?」って思った時にその方のリュックなどを見ていただけると、もしかしたらこのマークをつけているかもしれませんので配慮いただけるとありがたいですね。
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まずは知ること、そして少し意識すること、それから思いやりですね。
さて、
今回は、さくら草保育園後援会さんと日本凸凹支援スポーツ協会さん主催の
「スポーツ療育イベント」を取材してきました。
発達障がいや持病のある子どもたち対象のイベントです。
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この日は、自閉症スペクトラム、軽度知的障害、発達性協調運動障害、多動、言語発達遅延、コミュニケーションが苦手な子たちが集まってきていましたが、受付でお名前を告げる子どもたちは元気いっぱいです!
スポーツと療育を混ぜて子どもたちに提供するこのイベント。
どんな流れでやっていくのか、少しレポートすると、
最初は、ウォーミングアップのリズムダンス。
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スタッフは音量などにも気をつけています!
ダンス!ダンス!ダンス!できなくたって関係なーい!音楽に合わせてダンス!ダンス!ダンス!おとなも子どももダ〜ンス!
これにはまわりで見守る保護者もついついカラダを揺らしちゃう。
え?
私?
もちろんリズムに乗りながら撮影してましたよ(笑)
ほら!こんなにブレブレな写真が…
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スタートから笑顔が溢れていますね!いいですね!
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山本代表の解説 リズムダンスからのスタートは、アイスブレイクです。心と身体をほぐす。音楽は音楽療育のプロに周波数などをコントロールしてもらって作成してます。
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続いては、
ストーントレーニング
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こちらはバランス感覚を養うトレーニングです。
今回のルールは、「全部の種類を踏んでからゴールへ」というものでしたが
おとながやっても意外と難しいんですよね(汗)
子どもたちといえば、島から島に渡るゲーム感覚でとても楽しそう!
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いいかわからない子もいるため、きちんと手を
添えて動かし方を教えることもあります。
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山本代表の解説 発達障がいの子は、身体の姿勢やバランス感覚に苦手意識があり、そこを刺激することで運動能力が向上していきます。高さが苦手な子やジャンプが怖いという子どももやり込む事でその怖さや苦手意識が薄れていきます。
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ボールフォーリング(ボールを足で触って慣らす)を終えたら、いよいよサッカーの試合です!みんなワクワクドキドキ、ビブスを着てチーム分け。
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見てください!!試合が始まってすぐは…
ボールに行って蹴るけどゴールはどっち?ボールには行くけど見守る子。ボールに行かず、走って、止まって、走って、止まって。ゴロゴロ寝転んじゃう子。
スタッフはずーっと声を出し続けますよー
「黄色はどっちに行くんだっけ?」「ボールきたよー」「ナイス!ナイス!」「ゴールを守らないとねー」「頑張れー」「いいぞ!いいぞ!」
(これ全員のお名前を必ず呼びながら優しく声がけする感じですね!)
スタッフは、勝ち負けがあるスポーツだけど相手ではなく自分と戦うことの素晴らしさを伝えていくことを心がけているそうです!
(自閉症の子は勝負が嫌いな傾向にあります)
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お!なんかいい感じにまとまってきたー!
これは
あるぞ!
きた!きた!
ゴーーーーール!!!!!!!
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山本代表の解説 点を取って嬉しい!保護者の方も素直に喜べたり、ハイタッチをしたり、また友達やスタッフに褒められることでさらに成功体験を味わいたい!というベクトルに持っていけるようにしています!
このあともゴールが何点か決まり、もう大盛り上がり!
保護者、スタッフ、子どもたちの声が体育館中に響き渡りましたよー!
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最後に、
今回スタッフの中でも学生ボランティアとしてお手伝いをしてくれているお二人にお話を聞いてみましたのでぜひご覧ください!
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加藤心和さん(左)と笹川奈々美さん(右)
お二人は、来年就職の決まっている学生さんなんですが、
さらに遡り高校時代は同じ高校のサッカー部!
あの!花咲徳栄高校女子サッカー部出身!
しかも全国大会出場メンバーなんです!
さあ!加藤心和(かとうみこと)さんから聞いていきましょう!
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ーーボランティアに参加したきっかけを教えてください
加藤さん 福祉系の大学に通っていたときに友達からこの活動を教えてもらいました。もともとサッカーもやっていたので友達も誘って一緒に参加しました。
ーー子どもたちと一緒にスポーツをしてみて、どうですか?
加藤さん 最初、障がいがあると聞いて、少し構えていたんですけど、実際ふれあってみると普通の子どもですし、かわいらしいんです。関わっていくと自分もすごく勉強になります。本当に楽しいなって思います。
スポーツは障がいある、なし、関係なく楽しめると思うのでそこを子どもたちに伝えられたらいいなってやってきました。
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ーーこの先はどんな職業に就くのですか?
加藤さん 医療分野で働こうと考えています。こういったボランティア活動で得た経験も活かしていきたいと思います。
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加藤さんありがとうございます。
続きまして
笹川奈々美(ささがわななみ)さん!
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ーー加藤さんに誘われてきたんですよね!
笹川さん はい!誘われたのがきっかけになります。
ーー子どもたちとふれあってどうですか?
笹川さん 障がいに関係なく純粋にかわいいなって思います!私は教職免許をとっているんですけど、そこでは障がいのある子どもたちが通う学校に行ったりした経験もあります。子どもたちは本当にかわいいです。
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ーースポーツ療育という活動はどう思いますか?
笹川さん 自分も純粋にサッカーを楽しんできたので、それを子どもたちに伝えることはできると思いますし、サッカーをやってきた経験を活かして一緒にカラダを動かせることはうれしいですね。
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笹川さんもありがとうございました!
お二人とも就職してからもぜひ頑張ってください!
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サイキョウ・ファーマ広報部では今後も子どもたちの頑張るシーンを応援できたらと考えております!
それでは、次回もお楽しみに!
#日本凸凹支援スポーツ協会 #発達障がい #サイキョウファーマ
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