音を楽しむ「音楽」の効果
「左脳」と「右脳」。
ご存じのように、左脳は言語的、論理的な思考の働きを持つのに対し、右脳は創造性や直感的な感性をつかさどる働きをしています。
一般的には、どちらかと言えば「左脳」を日常的に頻繁に使っているケースがほとんどと言えるのではないでしょうか。
そんな疲れた左脳をクラシック音楽が休ませてくれることをご存じでしょうか?
もちろん、クラシックに限らずご自身が好きな音楽を聴くのか一番リラックス効果が高いのでは、と思いますが、私はクラシック音楽を聴くのも弾くのも好きです。
「アルファ波」や「1/fゆらぎ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
♪アルファ波
人がリラックスしているときにのみ出る脳波のこと
♪1/fゆらぎ(えふぶんのいちゆらぎ)
そよ風、川のせせらぎ、鈴虫の音、海の波のリズム、ろうそくの揺れ等に見られる周波数のこと。「規則正しい」ことと「不規則」の混合した状態のこと。
クラシック音楽は、この「1/fゆらぎ」を多く持つ曲が多いとされ、その音楽を聴くとアルファ波を誘発するため、リラクゼーション効果をもたらすと言われています。
よく「クラシック音楽を聴くとすぐに眠くなってしまい、起きたらとコンサートが終わっていた!!」という人がいらっしゃいますが、実は、これもクラシック音楽のなせる技なのです。
また、音楽そのものが自然に右脳に働きかけ、集中力、記憶力、思考力や発想力などを促進するとも言われています。
さらには、リラクゼーション効果だけでなく身体的にも免疫細胞のリンパ球を増やすといった、免疫力の強化にもクラシック音楽が有効であるという研究結果も出ているようです(クラシック音楽を聴く前は、コップ一杯程度の水分を摂って血液の流れを良くしてから聴くと良いようです!)。
いずれにしても、「音」を「楽しむ」のが「音楽」。
日常に取り入れている方も多いと思いますが、普段クラシック音楽を聴かれない方もぜひ聴いてみてくださいね。