Yayoi 11【ぷらす】
今日はまた別の予備校を見に行った。
学校ごとに一括で説明されるタイプの会だったので、結構知っている人が居た。本来であれば知っているはずだが、まるで見た事ない人も居た。
席が何故か親友と隣接した。別にこういうところまで引き合わせられる必要は無い。
予備校の説明を聞くとその度にその予備校が良いというイメージになっていく。全くもってちょろいものだ。予備校への関心の割合が100%から50%-50%になり、33%-33%-33%へと推移していく。
色々行ってみて、予備校の説明会は基本的に自分の長所を挙げ、それを使って同業他社を下げるというものの繰り返しだと分かった。
全部見た結果、どうやっても矛盾する論理パズルの様なものが完成した。誰がどう正しい事を言っているのか完全に迷子だ。
色々と悟ったので(これを理解の諦めと言われても私は言い返せない)どの塾も完全に均衡してしまった。
親友がそこに行きそうという事で、私もそれに追従する可能性が非常に高くなった。
自分の人生、自分の受験という観点では最低な決断かもしれないが、もう私にはどんなカリキュラムであろうとどんな教師が居ようとあまり変わらないと思ってしまったのでここは友人関係に委ねてみる事にした。
ここに宣言しておきたいのは、別に受験が上手くいかなかったとて、それを誰かの責任にしたい訳ではない。というか以前も自責の念が私を貫いて気を病んだ訳なので、その辺は大丈夫だと思う。私が人を責める時は客観的な要因がある時だけだ。
説明会終わりに親友とサイゼリヤに行った。そこで話していた所、親友が結構食ってないことが分かった。1日のほとんどを横で過ごしているから支出と収入が合ってしまっているらしい。
流石に駄目だろと言ったが、その気持ちは分からない事も無い。世界に対しての行動がプラスもマイナスも0の時期があってしまうのは仕方がないかもしれない。そういう設定の時期に
でもこれを親友にうっかり読まれて助長になっても良くないだから一応書いておくか。動け、縄跳びとかしろ。
母親に「ここにしようと思う。」と伝えると、特待生制度について言ってきた。戻ってくる額が大きい上に、私への信用はゼロなので、受からずとも受けろという話なのだろう。
何を言っても価値の無いカス息子としての意見にはなるが、こんなにも大々的に信用の無さを表明されると困る。もうちょっと親として信頼してる風にしてはいただけないものだろうか。無理か、これまでそうしていたのを私が裏切り続けたから無理になったのか。
考えれば考えるほど私は別に居なかった方が親にとって良かったのではと思う。親として子を愛すという事の重みを知らないので、今現在での私への投資面を鑑みると収支が損である様に思える。
多分違う(と信じたい)が親が私に対して存在してて良いと思う感じがして来ない。居て良いのか私は。
(おわり)
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