第19回 HAMAYOUリゾート 北山さんの話が超面白かった件

おはこんにちばんは。

前回に引き続き、西湖にある「HAMAYOUリゾート」の北山さんへのインタビュー回です。ツアーガイドとして活動されている北山さんですが、山梨に移住してきたことや、海外を旅してきた経験が僕と似ていて、とても楽しいインタビューになりました。前回の記事をまだご覧になっていない方は、ぜひそちらからどうぞ。

前回からnoteの書き方を少し変えて、ただのVoicyの書き起こしではなく、内容はちゃんとお伝えしながら文章の構成や量などは読み物に特化させて編集したものを公開していきます。

それではどうぞ!

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はやし(以下、は)「今回は、北山さんが次にやろうとしていることについて伺っていきます。」
北山さん(以下、き)「今やろうとしているのが、私たちのリゾートは目の前に浜を持ってるんですが、そこからまずSUPもしくはカヤックで湖に出ます。湖を進みながら溶岩帯の湖岸を見て、根場浜(ねんばはま)を目指します。そこから自転車で樹海の入り口まで行ったら、樹海の中を今度は歩きながら三湖台という見晴らしの良い高台まで登ります。そこから樹海を見下ろした後、帰りに洞窟に寄って、樹海の下にある地下世界を見るという、いろんな角度から樹海を楽しめるツアーです。これで消費カロリーが1,000kcalぐらい。」

「西湖の美味しいところ全部取りですね!」
「すでに何回かデモをやって出来てきているのでぜひ。」

「今のお話の中で出た三湖台というところ、僕もよく走りがてら行くんですが(笑)、高台のところがテラスになっていてすごく眺めがいいですよね。」
「そうですね。登って行くと後ろにドンと富士山が見えるんですが、その景色が霞んでしまうぐらい、良い景色が待ってますよね。富士山があるのにそれを無視して反対を向くようなテラスの作りになっていて。『三湖台』っていうぐらいなので三つの湖が見えるんですが、本栖湖と、若干山陰に隠れてますが精進湖、そして西湖が見える。そこから見ると遠くに本栖湖が見えてその手前に広大な樹海が広がってるんですが、そこも昔は一つの湖だったっていう視点で見下ろすと、また違った面白さがある。実際平安時代にはそんな(大きな湖の)景色が広がっていたわけで、(その頃から今まで)1200年ていうと長いですけど、地球の歴史からするとすごく短いじゃないですか。その一瞬の間にここまで地形が変わってるんだ!っていう。」

「確かにそういう目線で見るとより壮大ですね。おそらくその時代にそんな大きな湖があったら、すでに水面活用もされてましたよね。」
「ええ、実際遺跡や土器も見つかってますし、これだけ大きな湖があれば人は昔から住んでましたよね。豊かな土地だったと思いますし。」

「その時の写真でもあればいいんですけどね(笑)」
「実際私たちのツアーの中で、CGでそういうイメージを作って見てもらったりしてます。植物とかを好きな方は樹海に入るだけで面白いと思うんですが、そうじゃない方にも楽しんでもらいたいので、そういうストーリーを共有させてもらってますね。」
「ちょっと脱線しますけど(笑)、私たちのやってるツアーには以前からよく学校の団体さんが参加されるんですけど、ただのハイキングになっちゃうともったいないんですよね。せっかくこんなに面白い、他にない森なので、必ずここに来ないと学べないことを学んでほしいなって思うんです。樹海に入ると『どうして?』がいっぱいあるんですね。今って世の中には情報が溢れてて、調べれば答えがすぐに出てくるし、なんなら『疑問』すら出てくる。他の観光地にしても、『こういう写真を撮れる』とか『こういう景色が見れる』っていうのが出てくる。そのことが観察力をなくしてしまっている原因の一つだと思っていて。
だから樹海に入ったらやって欲しいのが、森をよく観察して、『なんで?』って思ったことについて考えて欲しくて。樹海ってそういうことにすごく適しているんですよね。」


というわけで今回は北山さんがやられているツアーの内容についてのお話でした。北山さんの樹海愛が伝わってくる内容でしたね。
明日以降も続きますので、お楽しみに!

それではまた!

https://www.hamayouresort.com/

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