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富を失う配置 インド占星術で読む


2室の月&火星

通常、月と火星のコンジャンクションはチャンドラマンガラヨガと呼ばれ、富をもたらすヨガです。
しかしこれが一転、富を失うとなる場合があります。

恐ろしいのは、2室のチャンドラマンガラヨガです。
このヨガに木星の絡みがないと手段を選ばない傾向が考えられることと、そもそもが月&火星は心の平穏が得られない配置です。

2室は生まれ育った家庭を表します。
結果として考えられるのが、「家族の富を破壊する」ということです。

何が原因でというのは、それぞれのチャートによって違いはあると思うのですが、火星と6室が絡めば事故・事件・病気・借金等が原因になりそうです。
火星と6室が絡む代表的なものをあげれば、双子座ラグナの人の2室チャンドラマンガラヨガです。
それらに加え、12室とラグナロードの絡みがあると家族は覚悟が必要かもしれません。双子座ラグナ(水星支配)の持ち味でもあるコミュニケーションの象意が12室となると、意思の疎通がしにくい等が根本原因となって、上記の具体的問題が発生すると考えられます。

その他、水瓶座ラグナで2室にチャンドラマンガラヨガは、デリケートさや心の弱さと破壊的な行動という正反対なものを持つことで、自滅するような配置が考えられます。

顕現するのは、ダシャーにチャンドラマンガラヨガの惑星が絡む時期となるでしょう。

これだけではないですが、特に大きな痛手となりそうなのは上記の配置です。

12室の月&水星

12室にできるコンビネーションで貧困をもたらすことになるのが、月&水星です。

おおよそ月と水星の組み合わせは、感受性の鋭さが特徴です。
感受性の鋭さは、プラスに発揮できれば心の痛みに寄り添える人となり、人との距離感をうまくとれることも考えられます。
しかし、それが12室に在住することで、その力がうまく発揮できないことになります。自分の心をコントロールできずに宗教にはまる等も考えられそうです。精神疾患に注意が必要な配置です。

ラグナロードが弱いと、大変なことをしでかす等も。
その他、ラーフ/ケートゥ軸が6室に絡むことで、心をコントロールできないジレンマが攻撃性となることもあります。

富を失う配置として、12室の月と水星が挙げられるわけですが、一見無関係に思える心の強さは、富にも左右してくる要素であり必要不可欠であることが伺えます。








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