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インド占星術で「地震」を読む

8日に日向灘を震源とするM7クラスの大きな地震が起きました。
初めて南海トラフ地震臨時情報「注意」が発表され、多くの日本人が不安になっていると思います。

このことを日本のチャートで見てみようと思いますが、結論から言って、日本を震撼させるような大きな地震が今起こるとはちょっと考えにくいです。

その理由として、
①6室支配は金星で、今は金星のダシャー期ではないこと。
②現在はラージャヨガに関連するダシャー期で、総じて良い時期であること。

8日の地震は確かに大きなものでしたが、被害はごくごく小さく済んでいて(建物が倒壊等された方もいるので、心痛察するものはありますが)、日本を震撼させるような出来事に値するかといったらそうではないと言えるでしょう。


ホロスコープを作成する上で重要なのは、正確な出生時間です。
「日本」の生年月日と出生時間、そもそもその正確性を定義するのは個人的には疑問もありますが、サンフランシスコ講和条約で日本が再独立をした日が、現在は日本の出生年月日、出生時間とされているのでその基準でホロスコープを作成してみました。

1952.4.28 22:30

日本、若いですね(笑) まさかの72歳。
ということは、東京都千代田区にお住まいで、1952.4.28   22時30分生まれの方も日本と同じホロスコープになります。
もしかすると、九州地方にお出かけになって被災されていることも考えられる・・ということかもしれません。

 サイト jyotish-one.com  から作成、引用しています。 

日本は射手座ラグナです(皇居のある千代田区で作成)。
基本的にナヴァムシャも参考にしなければならないのですが、とても細かくなるので今回はラーシ(出生チャート)のみで見ていきます。

運命サイクルを見るヴィムショタリダシャーは、↓のとおりです。
現在は、ケートゥ/太陽/ラーフ期 となっています。

ラーシでケートゥは9室在住/太陽は9室支配の5室在住/ラーフは3室在住。
ダシャーロード(ダシャー惑星から見る読み方)で見ると、太陽は1室支配の9室在住。

これだけを端的に見ると、現在はそう悪くはないんですよね。

サイト jyotish-one.com  から作成、引用しています

今、マハーダシャーはケートゥ期です。
個人的には地震を引き起こすのは、アンタルダシャー期が金星期と予想しますが、それに当てはめるとすると、2023年5月~2024年7月までのケートゥ/金星期に起こった、能登半島地震の方が被害の大きい地震としてマッチしていると思います。


次に先日の日向灘で起きた地震、2024年8月8日の日本のチャート。
その日に日本にはどのような星の配置があったかです。
出生チャートと重ね合わせたかったのですが、2日経過しているので別表記です。

サイト jyotish-one.com から作成、引用しています。

重要な出来事が起こる時には、ダブルトランジットがトリガーになると考えられます。
ダブルトランジットとは、木星と土星の両方の影響を受けることで、ダブルトランジットが働くハウスに関する出来事が現象化します。

木星はものごとが発展・拡大する象意を持ちます。逆に土星は縮小、妨害する象意を持ちます。
ダブルトランジットを簡単に言えば、
現象化する大きな出来事には、必ず良し悪しがセットになっている、それらをバランスよく扱うことで大きな成果をもたらす。
と考え、起こる出来事に対峙していくのが良いのではないでしょうか。

8日も今日も蠍座でダブルトランジットが形成されています。
日本でいえば、ラーシでは12室、ダシャーロードで見ると4室に関する出来事が現象化しやすいということになります。

12室は失脚、転落、損失、精神性の成熟、苦悩からの解放等の象意を持ちます。
晴れやかな表舞台から離れた、目立たないころでいかに振る舞うかが試される時期と言えます。しかも蠍座なので尚更、秘めたもの、内なるものに目を向けることになるでしょう。

4室は住居の意味もあります。心の平安の象意もあります。

そして蠍座は火星が支配星でもあるので、パワーを失う、力を誇示しないこと、秘めたエネルギー、などのキーワードが浮かびます。

どちらかというと、何かが派手に動くというよりも静かな時期です。

8日の地震は強いて言えば、
①ナヴァムシャチャートの6室がダブルトランジット蠍座であること
②かつ、現在のダシャー期でもあるラーフ/ケートゥ軸が、8/8トランジットの6室と関連していること
③トランジットの逆行土星が、ダブルトランジットとして蠍座に影響を与えたこと

から起きていると考えられるのかと思います。

ナヴァムシャチャートは今回画像で出していませんが、潜在意識を表すチャートです。なので、現実的な(住居の)被害というよりも心の平穏がおびやかされるという意味では、ナヴァムシャチャートの6室がダブルトランジット蠍座にあることが気になりました。

今回は南海トラフ地震臨時情報注意が出されていますが、それこそがダブルトランジットで引き起こされたものであり、(住居に関する)心の平穏がおびやかされる に該当するのではないでしょうか。

と、個人的見解です。
どちらかといえば、地震よりも株の乱高下に影響を与えている現チャートかなと思いました。良い時期にも関わらず、良さが発揮できていないという意味で。

地震は有感無感問わず、頻繁に起きます。
今回の地震は確かに大きいのですが、人間が定義する「大地震」は、甚大な被害に及んだ地震のことを指しているのだと思うのです。

少なからず現在よりも、次に来るケートゥ/月期、ケートゥ/火星期の方がきびしいかなと予測できます。

とはいえ、自然を予測することの完全性はないと思っています。
ここで出したものもそうですが、何もかもどの情報においても、正しさのみが示されているものは皆無だと思います。

この記事などは参考にせず、明日くるかもしれない地震にそれぞれが備えることしか策はなし・・ですね。






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