アートマカラカのナクシャトラ
アートマカラカとは魂や自分自身を表す表示体(カラカ)です。
アートマカラカの惑星は、その人にとって大きな影響を与ええます。その人を見ていれば、「この人は~な人だ」といったように当てはめられるように思います。
ナクシャトラとは、太陽の運行によって分類される12星座とは別にあてがわれる、月の運行を基にした27区分(星座のようなもの)です。
アートマカラカ惑星の度数によって、該当するナクシャトラがあり、そのナクシャトラの性質も強く持ち合わせていることになります。
(それぞれの惑星にもナクシャトラが割り当てられます)
アートマカラカのナクシャトラの特徴は、表面的には少々わかりにくいかもしれないと思っています。アートマカラカの特徴ゆえにもたらされる、隠されたその人の大きな課題が見えるようにも思えます。
その課題をクリアしてこそ、アートマカラカ惑星の特性が発揮できるのではないでしょうか。
その時はわかりづらいところではなく、現実的な活躍の場で活きていくと思います。
それはアートマカラカに限ったことではなく、例えば該当のダシャー期にはダシャーロードのナクシャトラについての質(課題?)が提示され、クリアしてこそそのダシャー期が活かされるといった感じです。
(クリアではなく、バランスが取れるイメージかもしれません)
ラグナロードの在住星座やハウス。太陽の在住星座、月の在住星座。それにナクシャトラ。これらだけでもその人自身を表す要素が散りばめられており、鑑定する側は混乱もしがちです。
ただ、人間は何かひとつとか、どれか一つではなくすべて持ち合わせているもので、何かに意識が向くというのはその一部に焦点が当たったにすぎません。
それがどんな人生なのか、はたまた性格の特徴と言っているだけなのですが、大まかなその人となり、時期によってどういう在り方をするのかは星の配置と、区分分けされたナクシャトラを見ていくと実によく現れています。
かく言う私は今、シャタビシャーのダシャー期。それが月のナクシャトラとも被っています。このような内容の記事を書いていること、人の苦悩を分析していることもまさに、シャタビシャーの性質どおりです。
それらをすべて包括したアートマカラカのナクシャトラ。
それを外側の世界に映し出す(現実化する)ことが、人の一番の願いなのかもしれません。