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【街ぱん】稲毛海岸「パン工房 麦の郷」
街のパン屋さんを見つけると、なんだかワクワクしてきます。
行列のできる人気店や、ブーランジェリーを冠したような小洒落たお店も素敵だけれど、どちらかというと庶民的で地元の人に長年愛されている個人経営のパン屋さんを見ると無性にときめくのです。
今は随分減ってしまったけれど、赤と黄色の庇とか、手書きの値札とかがあるとついついトングを持つ手が活発に動きます(笑)
そんな「街ぱん」を巡った記録などをまとめておきたいと思っています。
同時に旅先で出会ったパン屋さん「旅ぱん」と合わせて「街ぱん旅ぱん日記」として近いうち冊子にできたらいいなと。
来年の文学フリマに参加したいと思っているので(今週11/11は外せない用事があり断念)少しずつ進めていくつもりです。
最初の街ぱんは、千葉市のJR稲毛海岸駅から徒歩約15分、どちらかというと車でのアクセスが便利な「麦の郷」さん。
稲浜ショップというちょっとレトロなショッピングセンターの中にあります。
非常にこじんまりとしたお店ですが、お昼頃に行ったところ菓子パンや調理パンは残り少なく売り切れ寸前。
「天然酵母パン」「激辛カレーパン」が有名らしいけど、カレーパンには未だ出会えず。
持ち帰って食べようと「こしあんぱん」「イチゴジャムパン」を購入。
パン生地がとてもふわふわで柔らかく、持ち帰るまでの間にあんぱんが原形をとどめない状態に。
パン生地は素朴な美味しさと小麦の甘み、こしあんは甘さ控えめでした。
普段はあまりジャムパンにはあまり触手が伸びない私が、迷わず購入したわけはその形。
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電車に揺られてちょっと潰れてしまったけれど、おにぎりのような三角形につい惹かれてしまいました。
真ん中に穴が開いていて、そこからジャムがこんにちは、といったところ。
生地はあんぱん同様にふわっふわで、三角形の形状ゆえかジャムが隅までたっぷり入っていました。
狭い店内と寡黙な店主、丁寧に作られたパンがあるだけの店で、決して華やかさはありません。
それでもあのふわふわ食感を定期的に摂取したくなるような地域密着型のベーカリーです。
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