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スロープ×道幅と一生戦い続けるのかと思ったお話

ご無沙汰しております。
今回は、とあるイベントに参りましたな報告でございます。

行ってからかなり日にちが空いているのですが、YouTuberさんが先の枠でいらしていて動画のUPを確認してからの記事でございます。
下にその動画を置いておきますので、概要は動画をご覧ください。(同じ内容で時間が違うだけです。動画の冒頭らしきものを午後に撮影されていた関係で、私がモブキャラで出演しております)

というわけで、モバイルトイレのお披露目会に参加してきました!!
以下、ちょっとした感想を綴っていきます。

◆ざっくりとした感想

こちらは、試作中のモバイルトイレのうち、2号機と呼ばれるものなのですが、1号機と比べてスリムになっているそうです。スリムにしたとのことでしたが、かなり快適でした。
ただ、当日、少し残念だったことは、比較として体験できる予定だった1号機が現地に来られなかったことです。上の動画にも概要としてリンクされていますが、牽引で移動できるトイレとは思えないほど豪華なようでしたので、体験してみたかったです。(緊急事態宣言中の開催で、都道府県を跨ぐ移動事情があったのだと推察しています。こればかりは仕方なかったです)
ただ、トイレに入るまでの間に問題が……。後程書きます。

◆詳細なる感想

モバイルトイレに入るまでに長いスロープがあるのですが、実は、スロープの入口(黒いスロープ部分ではなく、よく福祉車両にある銀色のステップ部分)でひっくり返ってしまいました。意気揚々と行き過ぎました……。(反省)
ステップの傾斜がU字型で前輪が浮き始め、スロープとの境目で後輪が重くなったことが原因だと思います。自力走行される車椅子ユーザーは腕の力が強い方が多いため、なんなく乗り越えられる方が大半ですが、腕の力がない私は宙返りのように転倒してしまいました。(状況を理解したうえで体勢を整えてから挑戦したところ、上ることができました。)
なお、転倒時の状況ですが、幸い、周囲に関係者の方々や家族がいたため、迅速なフォローで、どこかを打ってしまう事態は回避されました。首が少し動いた程度で、特に問題ありませんでした。失礼いたしました。私は元気です。
このモバイルトイレはイベントや災害時のことを考えて開発されているそうです。災害発生時は電動車椅子が使えなくなると想定できます。1人でお手洗いに行く可能性も踏まえると手動車椅子で使えると良いと感じましたので、ここは改善されれば嬉しいと思いました。

◆車椅子とステップ・スロープのお話

スロープで思い出したのですが、以前にも今回に似たようなものを体験させていただいたとき(詳細は書けません、すみません)に、やはりスロープ関係がキツく、上ることが大変でした。
スロープを緩くするためには傾斜(角度)を緩くすることが必要ですが、そのためには長い距離のスロープにしないといけません。それだけの道幅やスペースが必要です。今回のように車に付随したスロープの場合、駐車するスペースとスロープの傾斜の折り合いは大変難しいと素人ながら思います。
日常で外出していても、街角のステップコーナーを見る度に、『(電動車椅子であったとしても、)これ、上れるのかなぁ……?上れたとしても途中で怖いことになりそう……。』と不安になっております。
私は、道幅とスロープの角度の関係性については、一生戦うことになると思っています。あくまで私の場合であり、大胆に坂を上る車椅子ユーザーの方も多いので、個人の意見と捉えていただければ幸いです。

◆その他思ったこと

車椅子とスロープとの関係性を考えるとともに、今までは自分よりも腕力が弱い人のことも考えていましたが、腕力が弱い車椅子の方はそもそも手動車椅子を自走(自力走行)することがないので、私自身の腕力が最弱であると考えたほうがいいと思いました。
あと、今回の話にしたい本筋とは関係なく、おまけ状態なのですが、カバンをかけるものがオシャレ過ぎて分かりづらかったので、「鞄の絵を入れて入れてみたらどうか?」という提案をしたのと、トイレ内の手すりがミニサイズ用だったらしく、私には使いやすかった(背の高い人には使いづらいかも……?)という感想を残して今回は終わりたいと思います。

全員が納得することは難しいと思いますが、使いやすいモバイルトイレができますように!

2021/6/16  追記
先方に確認していただいたついでに諸々書き直しました。
また、許可をとっていないので具体的には書けないのですが、改良が進んでいるようです。また紹介していただける機会があるとのことで、とても楽しみにしています。

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