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切畑八坂神社の「疫神斎」(2)~湯立神楽~
前回につづき、疫神斎。
春の雨が境内を包み込みます。
そして、湯立神楽が奉納されます。
「疫神斎(やくしんさい)」。
今さらですが、なぜ「祭」でなく「斎」の字を使うのか。
「斎」には、清浄の意味があります。
つまり、「疫病の神を清める儀式」という行事であります。
神の息のかかったこの湯を浴びることが、清め祓いにつながるといいます。
禊(みそぎ)であります。
そして、ここからが湯立神楽の本領です。
なんと熱湯を笹の葉でかぶります。
大きな拍手が湧きます。
清め祓いと神楽の要素が結びついたもの、これが湯立神楽であります。
十分に湯で清められ、もれなく観客にも湯が浴びせられます。笑
神楽は文字通り、「楽」しいエンターテイメントでもあります。
そして、餅まき。
大いに盛り上がります。
最後に、清められた境内で疫神塚が焼き払われて、
疫神斎は完了となります。
*
春はもうすぐ。