ミチシルベ「斑猫(ハンミョウ)」。
所変われば、虫変わる。
ハンミョウ(班猫)という虫がいる。いやいや佐伯市に住むまで、知らなかった。調べてみると、日本列島でも南寄りに生息しているとのこと。
およそ2センチほどの体長で、その体の色は目をひきつける。
キラキラと光っていて、どことなくタキシード姿に赤い蝶ネクタイをつけているようにも見えて、「キノピオ」に出てくるジミニ―・クリケットを思い出した。
近づいてよく見ようとすると、飛んで逃げる。けれども、2メートルくらい先に着地し、隠れようとしない。だから、また近づく。そんな繰り返しのなかで写真を撮影したものが、今回の写真。
ハンミョウには、異名があった。
「ミチシルベ」や「ミチオシエ」というもの。
不思議の国に、案内してもらおうか。