ダムに沈む幻の橋、「旧 時間橋」と「旧 田代橋」。
立春を過ぎ、春を感じる陽気も少しずつ感じられる頃。
今日は「橋」についてです。
佐伯市の宇目にある「北川ダム」。
高さ82mのアーチ式のコンクリートダムで、
ダム湖百選に2005年に選ばれております。
現地に行くと、本当に素晴らしいです!
(・・・と、同時に落差が恐ろしい。)
さあ、こちらが今回の主役、幻の「旧 時間橋」です。
春時期の「渇水期」にだけ、ダムの中から顔を出してくれる橋です。
この橋は、現在の「時間橋」の真下に普段は沈んでいます。
(この写真はその橋の上から撮影しています。)
ご覧の通り、半分欠けてしまっていて、「時間」の流れを感じます。
その名の通りですね笑
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そして、もうひとつ!
ダムに沈んだ橋はもうひとつあります。
石造アーチ橋「旧 田代橋」です。
幻の橋だけに、割増されて美しく見えます。
いや、それにしても水が無さすぎっ!
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美しいのは理由があります。
この橋は崩落が始まっていたところを、
平成13年に地元の業者さんが無報酬で修復されているのです。
もしかしたら、このきれいなアーチは見れなくなっていたのかもしれない。
素晴らしい!
ということで、「旧 田代橋」から「現 田代橋」までご覧いただきました。
ちなみに、私の滞在している短い時間、ここには3人来られていましたよ。
意外と有名なんですかね。
「北川ダム」の楽しみ方は、こんな風にぶらりしてみてはいかがでしょうか。
①「唄げんか大橋」を眺め、そして歩く。
②「ダム」を見に行き、ダムカードをゲット!
③「旧 時間橋」と「旧 田代橋」を見に行く。(渇水期のみ)
最後に。
ふたつの橋のうち、レアなのは、
より深い場所にある「旧 時間橋」とのことです。
こちらが見れたらラッキーなのかもしれません。
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幻ですので、見に行く「時間(とき)」が重要です。
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