「サカセ地蔵」のどんどん焼き。
バス停「地蔵前」。ここは佐伯市宇目。
新春の「坂瀬地蔵尊」。
一人一願一成就の地蔵尊として、参拝者を集めています。
さて。いろいろ気になる点が。
「地蔵尊」でありながらも、「しめ縄」がかかっていたり。
賽銭箱の前には「おりん」が置かれつつ、上から「鈴」が下げられます。
ここはお寺?それとも神社?
宮司さんはお経でなく、祝詞を読まれておりました。(たぶん)
祝詞が終わると、宮司さんは「祓い串」を手に取ります。
すると、お宮の前に、一気に人が集まります。
!
祓い串には白い紙でなく、金色のシャンシャンしたものが付いています。
こ、これは・・・?
なんかとてもいい感じ。
私も背中に当ててもらいました。
とてもありがたい気持ちに。
あとから調べたところ、一説によると・・・
坂瀬地蔵尊は、日田市の有名な「高塚愛宕地蔵尊」と兄弟関係にあるとのこと。たしかに、どちらも「神仏混淆」の形式をそのまま残しています。
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なぜ兄弟かというと、坂瀬地蔵と高塚地蔵は、作者が同じといわれているためです。その作者は、1300年以上前の奈良時代の偉い僧侶「行基上人」です。
行基は、東大寺の「奈良の大仏」建立の責任者で、東大寺の四聖とされています。ありがたいお話です。
神事が終わると、「どんどん焼き」で一年の無病息災を祈願します。
持ち寄った正月飾りも感謝を込めて燃やします。
最後に、花餅まき。
そして、美味しい猪雑炊のふるまいで、賑やかな行事となりました。
大きな大きな「奈良の大仏」の建立責任者「行基」が作った「お地蔵さま」がある坂瀬地蔵尊でした。(諸説あり)
2019.1.24 坂瀬地蔵尊