「ほおずきツリー」と宇目神楽。
澄んだ冬の夜空に、赤い光。
この灯り、なんと「ほおずき」を提灯(ちょうちん)にしたもの。
鮮やかな赤にうっとりしてしまう・・。
そんな「ほおずき」は、日本での生産の4割を大分県産が占めています。すごい!
その数は、約60万本。
そのほおずきが大分県での本格的な栽培が始められた地は、なんと「宇目」!
昭和60年。わずか3戸の宇目の農家さんが水田転作作物として、露地栽培に取り組んだことが始まりだといいます。ほおずきといえば、宇目です。
ということで、ご案内、大変遅くなりました。
ここは宇目でございます。
「道の駅うめ」のお隣のキャンプ場「うめキャンプ村」です。
ご覧の通り、夜神楽です。
ほおずき祭り(?)に合わせて、宇目神楽が披露されました。
宇目神楽もまたダイナミックな神楽。
今の豊後大野市緒方町から、宇目田原に伝承された御嶽流神楽です。
物語性、激しい動き、そして一糸乱れぬシンクロナイズ。
これには、誰もが感激します。
誰かが必死につないできたものには、あたたかな血が通います。
真っ暗闇を照らすあたたかな灯のように。
ほおずきの赤のように。
そういえば、ほおずきは「祖先に向けて飾られるもの」。
ほおずきが宇目の環境にマッチし、元気に生育されることは、偶然なのでしょうか。
ほおずきの灯りのもと、過去から未来へと文化が繋がっていきます。
(2016.12.17)