「豊後二見ヶ浦」の大しめ縄づくり(2020)。
美しいです。みなさんはこの「豊後二見ヶ浦」をご存知でしょうか。
「初日の出」の名所として知られる大分県のパワースポットです。
いわゆる「二見ヶ浦」といえば・・・
「夫婦岩」、そしてそのあいだを繋ぐ「しめ縄」がその象徴です。
この佐伯市上浦にある「豊後二見ヶ浦」は、「日本一の長さを誇るしめ縄」としても有名です。
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その長さ65メートル、最大直径75センチ、重さは2トンです。なんとまあ!
そんな長い長いしめ縄は、毎年12月の第二日曜日に手作りされます。
2020年12月13日。しめ縄づくりの作業が行われました。
コロナ禍の状況で、実施にほんとに頭を悩まされたことと思います。
冒頭の「日の出の写真」に戻りますが、これはしめ縄の架け替え前の様子です。1年間の風雨などの消耗は激しいものでした。
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幸いにも、佐伯市でのコロナの感染状況は落ち着いていて、市民に限定したボランティアの募集で、感染対策を図った上での作業となりました。
(その後、2週間経過した現在、感染の報告はありません。ほっ。)
今回は、合併前の旧上浦町との姉妹都市「荻町(大分県竹田市)」さんからも、ご参加が見送られています。
上浦には農地が少なく、しめ縄用の十分な藁(わら)が用意できません。
そこで、荻町さんから藁のご提供をいただいているのです。
まさに、大分県の豊後二見ヶ浦であるわけです。
それにしても、市内でもしもコロナが拡がっていたら、この作業はなかったはずです。
そして、雨天で順延でもしていたら、十分な人員が確保できたのでしょうか。
導かれるような、奇跡の一日であったのかもしれないですね。
きれいになったしめ縄で、新年をまた迎えられます。
東九州の佐伯市には、しめ縄の向こうに「朝陽」が昇ります。
その先には、太陽の神様が祀られている伊勢神宮が位置します。
ここから昇る太陽は、特別な太陽なのだと思います。
新しいしめ縄と一緒に、良い一年を迎えたいです。