城山鳴る時、佐伯鳴る。
「城山鳴る時、佐伯鳴る。」
これは文豪、国木田独歩が残した一節。
2015年、佐伯に移住してきた私。
移住の決め手は、この佐伯城にもあったのかなと今にして思う。
歴史・文化の感じられる町はいい。
この数年、石垣を覆っていた雑草は、見られなくなってきた。
いや、夏場はやはり少し伸びる。
しかし、ボランティアで定期的にお手入れされ、以前とは違う。
それに、山頂部の雑木の剪定が進み、見通しは各段に良くなった。
春、桜が咲くと、いつもに増して、市民のみなさんが登って来られる。
もちろん、他所からの観光客も。
しかし、人の往来は日常的にもすごく増えた気がする。
2020年10月31日。この佐伯城の足もとに、文化ホールがオープンする。
その名前は、「さいき城山 桜ホール」。
佐伯城への親しみは、すごく深まっているのだと思う。
ピクニックを楽しむみなさんをみつけた。(いいな。)
佐伯城は、市街地の中心にありつつも、美しい海・山・川が見える城。
そんな風光明媚な「佐伯城」は、近年ふたつのお墨付きをもらった。
2017年に「続日本100名城」に認定され・・・
2019年には「佐伯市指定の文化財登録」もされた。
そして、近年の調査で文化財として、貴重な発見もされたという。
城山鳴る時、佐伯鳴る。
佐伯城によって、佐伯が賑わう日を待っている。
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