宇目緑豊中学校と「宇目神楽」。
「祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク登録記念講演会」が、
2017年11月3日に佐伯市宇目で開催されました。
なんと歌手のイルカさんもお越しになられました。
これは、宇目緑豊中学校の校歌「竹の海」を作られたご縁からです。
ユネスコエコパークには、本年2017年に登録された訳ですが、
2003年の開校時からある この「竹の海」という校歌は、
驚くほどにエコパークのテーマソングのような内容になっています。
イルカさんが当日お話してくれました。
一年を通して何度も宇目に訪れて、
宇目の四季を体感して曲(校歌)を書くことを条件としたそうです。
素晴らしいですね。
歌い出しの歌詞を、きっと悩まれたのかと想像しますが、こうです。
「いつでも傍にあったから 気付かず 育ったけれど」
ここを「深い・・」と感じたりする訳であります。
歌は、3番まであります。
▼宇目緑豊中学校のホームページに掲載されていますので、ぜひ。
そして、「神楽」の写真を立て続けに並べてきましたが、
実は、すべて、宇目緑豊中学校の生徒のみなさんによるものです。
すごいですよねっ!
ユネスコエコパークは、「自然との共生」が大きなテーマ。
神楽は、その自然と共生する暮らしの中で続いてきた文化そのものです。
社会が合理化される中で、
都市部を中心に「伝統的な文化」が途絶えてしまうケースは
少なくないと思います。
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社会の合理化が進むほどに、
どこにでもある平均的なまちになるのではないでしょうか。
多くの疲弊する地方こそ、文化の継承が大切だなと思う今日この頃。
今一度、あの歌詞が胸に響きます。
「いつでも傍にあったから 気付かず 育ったけれど」