雨と「暁嵐の滝」。
雨を選んで、佐伯市上浦の「暁嵐の滝」に。
自然のパワーが凄い!!
・・・ところで、「暁嵐」。これ読めますか?
「ギョウラン」と読みます。普通は、読めませんね。
「暁嵐の滝」の隣には、この「瀧三柱神社」があります。
荘厳な雰囲気を漂います。
神社は1288年に創建されたとされ、
鎌倉時代にはすでに地域にとって大事な場所として、扱われています。
この日は「嵐」とはいえないものの、激しく雨の降る一日でした。
雨量も多く、滝も見応えのあるものでした。(「暁嵐の滝」だけに。笑)
暁嵐の「暁(あかつき)」。
この意味は、「太陽の昇る前のまだほの暗い時間帯」をいいます。
じつはここ「暁嵐の滝」は、
あの日の出の名所「豊後二見ヶ浦」からすぐの場所。
つまり、海の近くです。その距離、海まで約500メートル!
全国的にも珍しい「海からすぐの滝」であります。
海水浴のあとの水浴びにも最高でした。
(でしたと、過去形なのは・・・
滝つぼが、2017年の台風の影響で石で埋まってしまったため。泣)
ちなみに、豊後二見ヶ浦のお隣には、東雲小中学校があります。
「東雲(しののめ)」は、暁より少し時間が進んで、
「夜が明けようとして、東の空が明るくなってきたころ」をいいます。
*
「暁」と「東雲」の時間の関係性が、立地にも当てはまっています。
名付け親のセンスに拍手をひとり送りました。笑
そして、滝といえば、「河童」。
ここにも、もれなく河童伝説があります。
上浦は、かつて「相撲」が大変盛んで、河童伝説にも関連があります。
それは・・・、「村人が河童と相撲を取って、負けた河童に
滝の主の大ウナギと大カニを退治させた」というもの。
50メートルの断崖絶壁の間を流れる、落差15メートルの「暁嵐の滝」。
*
滝の轟音の向こう、河童の声がする。
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