九州百名山「元越山」。
今回は「元越山を登る会」について。いわゆる登山会です。
こちらは、佐伯市の木立(きたち)。
雨上がりの朝、あやしい雲が立ち込めている中、進んでいきます。
山頂から雲に手が届きそうですね。
さあ、一列縦隊になって進んでいきます。
この元越山には、登山ルートがいくつかあります。
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有名なものは二つ。
佐伯の街から行く「木立コース」と、米水津から行く「色利コース」です。
今日は、もちろん木立からの登山。
登山会は米水津の色利地区からも、4月と11月に行われています。
今回はこの日のために、木立小学校6年生のみなさんが
何かおもてなしを用意されているとのこと。
何でしょう?・・・ズバリ、こちらです。
道案内の「手作りの看板」です。
とっても癒されます~!
元越山の木立コースの特徴は、こういった谷筋を歩くところで、
この雰囲気が、実はわたしはとても好きです。
尾根もいい雰囲気です。
ところで、元越山といえば、あの有名な明治の文豪も2度登っています。
それは、国木田独歩です。
私たちの進む、この木立コースを登ったそうです。
(山頂には、独歩の碑文が石に記されています。)
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ここで何を思ったのか、それは彼が随筆に記しています。
さて、愛らしい看板が私たちの背中を押します。
見落としているものもあるかもしれませんが、(ごめんなさい!)
せっかくなので、気が付いたものを全部ご紹介します。
ということで、いよいよ登頂です。
標高582mからの360度の眺めは最高です!!
リアス式海岸の絶景。
鶴見半島が一望です。遠くにうっすら見えるのは、四国です。
「水の子島灯台」も見えます。
さらには、佐賀関の「大煙突」も見えました。
朝の雨が空気中の塵をきれいにしたのかもしれません。
もちろん、「佐伯の街」も見えます。
国木田独歩もこの元越山から見ていたのです。
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もう少し晴れてくれると、なお良かったのですが。
さあ、下りましょう。豚汁とおしるこが待っています。
もうわかりますよね。本当に美味しい!
むしろ、これがこれからの目的になりそう。笑
また、食べに来ます!いや、登山に参加します!!笑
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最後に。
「元越山を登る会」。この登山会の名称です。
これは、国木田独歩を意識したものですよね?
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独歩の随筆のタイトルは、「元越山を登る記」だから。