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サーブレシーブ(レセプション)の話をしよう

これまで私がバレーボールをプレーし、コーチングをしてきた中で最も難しいと感じているプレーの1つが、サーブレシーブ(レセプション)です。

この感覚は、おそらく多くのバレーボーラーからも同意してもらえるものではないかと思っています。

そして、それ故かサーブレシーブは “センス” という一言で片付けられがちといった印象があります。しかし、その”センス” という曖昧な一言で片付けられ、一番最初に“サーブレシーブのセンスが悪い”と判定されてしまったプレーヤーの将来の可能性が閉じられてしまってよいのだろうか?という疑問をこれまで持ち続けてきました。

もちろんサーブレシーブが高度なプレーであることは間違いなのですが、きちんとサーブレシーブというプレーを構成する要素を分析していくことができれば、より具体的・効果的なコーチングもできると思うのです。

そうすれば”センスが悪い”と判定され、サーブレシーブは自分には身につけることができないプレーであると諦めてしまったプレーヤーの可能性を再度広げる一助になるのではないか?と思ったのが本記事執筆のきっかけです。

本記事を読んでいただいた後にサーブレシーブは誰にでも習得が可能なプレーであるという認識を持っていただくことができたなら、心からうれしく思います。

ここからは、サーブレシーブというプレーを構成する要素を時系列に従い、1つずつ解説していきたいと思います。

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