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トータルオフェンスを実現するためのオフェンスシステムについて考察する【1/8】
「トータルディフェンス」と聞くことは増えたが「トータルオフェンス」と聞くことはない。なぜだろう。
こんな素朴な疑問から本記事の執筆はスタートした。
トータルディフェンスとは、端的に言うならば相手チームのオフェンスに対して、ディフェンスの先鋒であるフロントディフェンスと後衛プレーヤーを主体とするフロアディフェンスが連携して行うディフェンスを指す。
世界、そして日本のトップカテゴリ、特に男子ではこうしたディフェンスシステムが当たり前のように構築され、運用されるようになってきたように感じている。そして、高校カテゴリのトップレベルでも男子についてはトータルディフェンスを実践するチームがかなり増えてきたように思う。
しかし、トータルオフェンスを実践しているチームとはどんなチームなのかと言われると、うまく言語化するのが難しく感じるのが今の私の感覚である。
トータルオフェンスを定義する
では、ここで私が考えるトータルオフェンスとは何かを言語化、定義してみたい。冒頭にも書いた通り、トータルオフェンスという表現が一般的ではないがゆえに、自分自身でやってみるしか仕方がない。
トータルオフェンス:セッター(ポジションとしてのセッターだけを指すのではなく、セットプレーを行うプレーヤーを総じて指す)以外のプレーヤー(リベロを除く)が攻撃する意志を持ってアプローチをしかけ、最終的にボールをヒットするプレーヤーが個人技術と個人戦術を駆使してアタックプレーを行うこと。
バレーボールに関する記事を執筆しています。バレーボーラーにとって有益な情報を提供することをコンセプトにしています。