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小学生カテゴリにおける育成に必要な考え方(1)

つい先日、リガーレ仙台ジュニアの小学生チーム(U 12)が公式戦に初めて参加し、準優勝しました。私自身も昨年4月よりコーチング等で関わらせていただいたこともあり、またU 12のコーチとも日々チームの状況やチームの目指すべき方向性についてディスカッションをしてきていたこともあり、大会で結果が出たことは大変うれしく思いました。

ただ、結果が出たことに対する喜びもありますが正直それ以上に、チームとして大切にしてきたこと、当大会に至るまでのプロセスを振り返ってみると、そこにとても高い価値があると感じられたため、それらのことをこの記事に留めておきたいと思います。

チームとして大切にしてきたこと

ポジションを固定せずに、すべてのプレーを経験する

まず、チームの大きな方向性として、ポジションを固定化させずにバレーボールのすべてのプレーを経験するという点を大切にしてきました。日本では、小学生カテゴリにおいてフリーポジション制が採用されており、ローテーション制というバレーボールを特徴づけるルールが免除されています(フリーポジション制について詳しく知りたい方は下記の記事を参照してみてください)。

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