「かぶる」という言葉の意味
「かぶる」
バレーボールに関わる人でこの言葉を聞いたことがないという人はいないと思います。バレーを始めたばかりのプレーヤーでも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、「かぶらずスパイクを打ちなさい。」と言われて、本当にその意味をきちんと理解できているバレーボーラーはどのくらいいるのでしょう?
さらに言うとかぶってスパイクを打ってはダメな理由を明確に説明できるコーチはどのくらいいるのでしょうか?
ふとこうした疑問が頭をよぎったのが当記事を書こうと思った動機でした。
「かぶる」という状態
バレーボールにおける「かぶる」という状態をまずは解説していきたいと思います。
スパイク(フローターサーブやジャンプサーブ等も同じ)を打つ際、頭上もしくは、頭上よりも後方部分でボールをヒットしている状態(ボールヒットポイントとして最適ポイントのことを※ゼロポジションという)
※ゼロ・ポジション:最も肩が安定する位置。肩甲骨の肩甲棘と上腕骨の軸が一直線上にそろっている位置。両手を頭の後ろで組んで頭を支える際の肩の位置。
では、なぜ「かぶる」という状態でスパイクを打つことが問題なのかについて考えていきましょう。
バレーボールに関する記事を執筆しています。バレーボーラーにとって有益な情報を提供することをコンセプトにしています。