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振り返ることの重要性~『1行書くだけ日記』を読んで~

こんにちは。Saikai習慣化プロジェクトです。
この記事を開いてくださりありがとうございます!
毎週水曜17時に習慣化や5年日記についての情報を発信しています。📖✍️

前回の投稿では、Saikaiインターンの卒業生である伊達普人さんに「5年日記の重要性」についてインタビューした内容を書かせていただきました。
ぜひ目を通してみてください😌

今週は奥村が担当し、『1行書くだけ日記』(伊藤羊一著)を読んで学んだ振り返ることの重要性についてお話していきます。

1.はじめに

習慣化プロジェクトがスタートして早くも3ヶ月が経ちましたね!習慣化が身についてきたと実感している方もいらっしゃれば、まだまだ難しいと感じている方もいらっしゃるのではないかと思います。

また、習慣化プロジェクトに参加されている皆さんは5年日記も毎日記入していますよね。それぞれ、感情を吐き出す場にしたり、学んだ事を記録する場にしたりと、5年日記の活用方法が定まってきたのではないでしょうか。

今回はそんな5年日記を書いている皆さんにお勧めの本をご紹介します!
なぜ日記をつけることが大切なのか、日記をどう活用すればいいのかなど、勉強になる内容が盛りだくさんでしたので、ぜひ日常に落とし込みながら読んでみてくださいね😊

【伊藤羊一『1行書くだけ日記』SBクリエイティブ株式会社、2021年】

2.日記で得られる3つのこと

皆さんはなぜ5年日記を書いていますか?

「道下さんにお勧めされたからなんとなく書いている」「習慣化プロジェクトに参加するために書いている」など、なぜ日記を書いているのかが曖昧になってしまっていないでしょうか。

そこで、本書に書かれている日記を書くことで得られる3つのメリットについて皆さんにお伝えします。日記を書く意味を再確認していきましょう!

①気づきが増える

本書では人が成長するために必要なことについて次のように述べています。

結局、人の成長を決めるのは、持って生まれた性質ではなく、毎日起こる様々な出来事を題材にして、どれだけたくさんの気づきを得られるか、その回数を重ねていけるかということなのだと思います。(19項)

日記を書くことは毎日の記録をする行為です。皆さんも日記をつけ始めてから「今日はどんなことを学んだだろう」という視点で1日を振り返ることがあるのではないでしょうか。

毎日の中の出来事からどれだけ気づきを得られるか?という意識が、人の成長にとってとても重要になるのです。

②メタ認知ができるようになる

「メタ認知」とは、自分自身をまるで外から見ているように客観視することです。

仕事で成果を残す人や、成長が早い人は、必ずと言っていいほどこのメタ認知力が高いと僕は感じています。
自分の知覚を含めて自分を客観視することで、何ができていて何が足りないのか、自分で見つけて、改善していくことができるからです。(28項)

メタ認知力は「書く」ことで誰にでも向上させることができます。

日記を書くという行為で、自分がとった行動や感情を客観視することができるのです。毎日の積み重ねで、客観的に自分を見る習慣ができ、結果的にメタ認知ができるようになります。

③自分の時間が生まれる

忙しいと振り返ることもできず、自分も今も見失ってしまう
(38項)

忙しい日々の中でも、日記を書くという振り返りの時間を持つことで、逆に自分の時間をつくることができるようになります。

社会人になると日々の業務に忙殺されてしまい、自分を見失う人が多くいます。そんな中で、「日記」という習慣を身に着けている人は、忙しい中でも自分の時間を持つことができるのです。

3.1行日記から学ぼう

日記を書くメリットを明確にしたところで、本書にある1行日記の書き方から日記の活用方法を学んでいきましょう。

著者である伊藤羊一さんは日記の活用法について次のように述べています。

その日に起こった出来事や感じたことを言葉にして記録する。それを見て、「自分にとっての意味」を考える。そして「そうか!」と気づく。この一連のプロセスが僕の振り返り方法です。(53-55項)

では、この一連のプロセスに沿って具体的な書き方を紹介します。

[1]やったこと

起こった出来事や自分の心の動きをシンプルに書きます。ここでのポイントが2つあります。その時の情景や自分の感情が思い出せるようなキーワードを書くことと、できるだけポジティブな表現で書くことです。

あまりにも攻撃的な表現で書いてしまうと、あとから読み返すのがつらくなったり、ネガティブな感情に引きずられてしまいます。

[2]自分にとっての意味

起こったことや自分の感情を抽象化して「そもそも自分にとってどういうことか」という意味を抽出します。

やったことの事実に対して、なぜ?ということは?と自分に問いかけましょう。皆さんが振り返り会で実際に行っている深掘りの作業ですね!

[3]そうか!

自分にとっての意味を考えて、気づいたことや学びを書きましょう。

[4]やってみよう

気づきを踏まえて、取るべき行動が見つかれば書きましょう。

いかがでしょうか。1行日記の書き方が皆さんの5年日記にも活用できそうでしょうか。

「そうか!」や「やってみよう」はその日のうちに思いつく必要はありません。日々の振り返りの中で毎日の小さな気づきがつながることで、後から大きな気づきになることもあります。

このように、何度も見返し振り返ることで、自然と自分の課題や軸・ミッションが定まっていくのです。

ぜひ皆さんもこの機会にもう一度「日記を書く意味」や「日記の書き方」について考えてみてはいかがでしょうか😌

4.おわりに

最後まで目を通していただきありがとうございます。

5年日記の活用方法は人それぞれだと思います。「自分がなぜ5年日記を書いているのか」もう一度考えてみると、より良い日記の活用・振り返りができるかもしれませんね!

今回ご紹介したのはほんの一部なので、気になる方はぜひ『1行書くだけ日記』を読んでみてください📖

来週は『習慣が10割』(吉井雅之著)を読んで学んだ習慣化のコツについてお話していきます!
習慣化が苦手だと感じている人は必見です!ぜひお楽しみに😊

それではまた来週👋

奥村

📷Instagram:@saikai_shukanka

📔Saikaiキャリア支援運営事務局note:https://note.com/saikai_info22


参考文献:

伊藤羊一『1行書くだけ日記』SBクリエイティブ株式会社、2021年

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