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ライティングは見るもの「ライティングの4つのルール2(前)」

読んでるっていうか、見てるよね?

「ライティング=読むもの」ってあなたは思っていませんか?

違う違う!

ライティング=見るもの、聞くもの

です。

だって、あなたは、「読む」前に「見てる」よね?
見たものを読んでいるよね?
だからね、「ライティング=読むもの」だと思っていると、ライティングの上達ってなかなか難しい。

そこで、今回はライティングが一気に上達するための秘訣


ライティング≒読むもの
ライティング=見るもの、聞くもの(前)

について話します!

目に映さずに、読んでみろ!

例えば、この文章を、目に映さずに読んで欲しい。
特殊な力(透視とか・・・?)を使えない人は、きっと目に映さないと文章は読めないはずだから。
つまり、こうして書かれた言葉は、読まれる前に必ず、「見られている」のです。

だから、「いかに見やすく書くか」がとても大事。

というと、往々にして

・色をつけよう
・太字などの文字装飾
・写真を間に入れてイメージで見せましょう

って話になります。

それも正しい。(私は生まれつきの面倒くさがりなので、今のところあまり頑張れていないけどw)

でも、そのような装飾に関係なく、ライティング、情報発信では「文章は見られる」を意識して書くだけで、格段に読みやすい文章になります。

かわいいのか、可愛いのか、カワイイのか

言葉は見るもの、で重要なポイントは2つ。

1つ目「書き言葉のイメージは、見た目で変わる」

かわいい、可愛い、カワイイ。

同じ言葉なのに、この字面からのイメージは全然違うだろうし、その言葉を書いている人、もしこの言葉を読み上げるなら違う表現になりませんか?
これが、言葉は見るものであるポイントの一つ目。

私は、シンガーソングライターとして作詞をする時、歌詞カードに載ることをイメージすると、表記ってやっぱり曲ごとに変わることがあります。
例えば、「思い」か「想い」か。「あたし」か「私」か「わたし」か。
売れているミュージシャンの曲とかでも、使う漢字が独特だったり、表記に特徴がある人っているので、聞くだけでなく、歌詞を眺めるとその人の表現したいものがよりわかったりします。

ひらがな、カタカナ、漢字、数字、アルファベット

2つ目は「ライティングの読みやすさは、見た目に係る」

例えば、

a.ライティングのよみやすさは、みためでかわります。

b.ライティングの読みやすさは、見た目で変わります。

c.書き言葉の読み易さは、見た目で変化します。

こちらの3文、意図は違いませんが、読みやすさ(見て、理解するまでの速度)が変わりませんか?
人は、文字情報を0.2秒くらいで処理します。
そこで、「読みにくいな」とされると、脳は労力をかかることを基本的に嫌うので、「読むのやーめよ」と思われるわけです。

a.ライティングのよみやすさは、みためでかわります。
は読みやすいという人と読みにくいという人がいるでしょう。
まるで小学生の教科書のようですが、実はよくあるビジネス書には、こんな文章が増えています。(結構、「かんたん」とかがひらがなで書かれている本が多いですよ。良かったら見てみて。)

b.ライティングの読みやすさは、見た目で変わります。
一般的にはこれが良いかなと思います。
文章校正では、漢字を「ひらく」という言い方をしますが、「漢字のままにする漢字」と「ひらがなにする漢字」があります。(漢字とひらがなのルール)
普通は、ひらく・とじるの違いは、「常用漢字」か「それ以外」かですが、例外もあります。

全体のバランスとして「パッと見で認識しやすい」ことを、私は意識するように普段指導をします。

例えば、

・漢字の連続を避ける(点「、」を入れるなど。)
・ひらがなが多ければ、漢字にする
・文章が長ければ、漢字にする
・重要表現でないものは、漢字にする場合もある(読み飛ばしてもらいやすいから)とかね。

c.書き言葉の読み易さは、見た目で変化します。
なんか、難しい文章を読んでいる気がしませんか?
海外の翻訳本とか、お堅めの本、論文などはこんな雰囲気が多いですよね。
言葉も「こんなの普段使わないやん!」というような難しいのを使ったりしますが、それは「慣習」「元々の用語の問題(なので、論文、専門書が難しいのは仕方ない)」「ブランディング(かっこつけ?)」など理由があります。

数字のルール
常識ですが、横書きなら10,000と3桁ごとに点を入れる。
また、フォントによっては、全角数字の方が読みやすいことがあるので、要確認です。
大事なのは、無条件に「数字があると、人の目はそこに行きやすい」と頭に入れておくことです。

カタカナとアルファベット
基本的に、日本人はアルファベットが苦手です。
アルファベットと悩んだら、カタカナにしましょう。
そして、外来語をカタカナにする場合は、音声に関して「思い込み」をしている可能性があるので、「合ってるかな?」と一瞬でも不安になったら検索しましょう。

見るものとしての、ライティングのルール

ここまで色々と、「見るライティング」ルールを細かくお伝えしてきました。
「たくさんあって覚えられない」という方は

・見た目が、読みやすいか
・どういう印象を与えたいか
・そもそも、どんな人が読むことを想定しているか?(読者ターゲット設定)

を考えて、自分の文章を眺めるようにするだけでも、ライティングが変わりますよ!

以上


ライティング≒読むもの
ライティング=見るもの、聞くもの(前)

でした。

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ノーベル・ライティング・アカデミー主宰

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