「言葉探し」という「自分探し」を究極的に楽しむ方法

「あなたらしい言葉」の探し方

「神は細部に宿る」

は言葉の世界でも言えること。

あなたの表現したいもののニュアンスを探るのは、実はとっても楽しい瞬間。

なぜなら

「言葉を極める＝あなたの思考・世界観の鮮明化」

だから。

「自分探し」とか「普段やらないような体験」に名前をつけるのは、ざわざわするくらいくだらないと個人的には思ってるんだけど笑
「自分を知る」ことで生きやすくなったり、自分であることを認め、愛せるようになるのは事実。

・あなたが何に価値をおいているか？
・自分のどんなところを愛しているか？
・どんな世界に囲まれて生きていきたいか？

あなたの世界観が根底にある価値観が、あなたの好む言葉に現れる。

だから、

「言葉探し」という自分探し

は、意外と楽しい。
人は、誰しも自分に一番興味がある生き物だから。笑（それはそれで大事なことだしね。）

どの言い方で、伝えるか

例えば、「かわいい」一つとっても、言い方は無限にある。

かわいい
可愛い
カワイイ
KAWAII　（原宿系）
Cute
Lovely

愛らしい、愛おしい、もしかしたら「珍しい」「小さい」かもしれない。

自分が言いたいニュアンスに一番ぴったり来る言葉は何か

を探すことで、自分の価値観がわかる。
逆に、言葉の解像度を上げなければ、「なんかかわいい」はモヤッとした感覚でしかなく、

他人に伝えることができず、再現性もなく、あなた自身がその感覚を好んでいたとしても、その感覚を生み出す側には絶対になれない

ハマる言葉は見つかるまで探すしかない

中には、「なんか言い表す言葉がない」と思うこともある。
実際、私も言い表せないこともあるけれど、その場合でも

ハマる言葉が見つかるまで、無意識に探し続ける

ことが重要なの。
先日のライブ配信で話したように「類語」を調べるのも手だし、インターネット、書店、服屋の店員さんや、友人との会話かもしれない。
ある日「これかな」という言葉に出会えた時に、きっとわかる。

アップデートとアップグレード

例えば、私は最近

アップデートとアップグレード

について結構考えた。
この節長いから、私の価値観に興味なかったら読み飛ばしてね。笑
ただ、もしあなたが「どうやって、自分の感覚と言葉の折り合いをつけるか」がわからないなら、一つの参考になると思う。

では、話を「アップデートとアップグレード」に戻すね。

あなたももしかしたら目にしたかもしれないけれど、

人とお金に10倍愛される
「書く・話す・心に響く」言葉で人生アップデート

というのを、私は今facebookのカバー画像などに入れている。

この最後の「アップデート」。

実は数日前まで「アップグレード」だったのよ。笑

どっちでもいい？でしょ？いや、どっちでも良いんだけど
こういうところに神が宿るし、あなたが宿るって話をしてるわけ。

「人生アップグレード」ってなんか、人生が進化してる感じするし
「上へ、上へ」って感じが出て、最初はいいかなと思った。

がね、私は「成長」ってよくわからないと思ってるというのが本音なのよ。笑

成長という言葉には「進む」というニュアンスがある。ということは、「後退」があるということ。上下や、正誤があるし、昔の自分より今の自分の方が成長していて「良い」なら、昔の自分は「悪い」のかってなる。

死ぬまで価値観なんて変わるのに、ここ数年の気分や、青二才の自分が、自分に対しても相手に対しても「成長」なんて言葉を使うのはおこがましいと思うのよ。「お前、どこから目線？」とか思っちゃうわけ。

だからね、成長よりも「変化」って言葉を私は好む。
だとしたら、アップグレードは微妙で。しかも、

アップグレードの対義語はダウングレード。

「今の自分は、未来の自分よりダウングレード」とか、なんかいやじゃない？笑

で、数日間、無意識でずっと考えていた。アップグレードじゃないけど、何だろうって。笑　で、ある時、サボってたMacのアップデートをしなきゃと思いながら思ったよね。

人生アップデート

でいいじゃんって。

アップデートはiPhoneの「ソフトウェアアップデート」とかであなたも見たことがあるかもしれないけど、「更新」とか「変化」の意味合いが強くて、過去を否定するニュアンスがあまりないのよね。

さらに、決定打は

アップデートには対義語がない

こと。「ダウンデート」って言葉はないのよ。「変化」は状態が変わることだけを意味していて、そこに上下がないからこそ。

だから、

言葉を極めることで「人生アップデート」して欲しいって思ったんだよね。アップグレードみたいに、今の自分を否定することなく、変化を楽しんで欲しいなと思って。

あなたが本当に言いたことは、どんな言葉で表現できるか

いちいち発信する言葉について考えるのはしんどいかもしれないけど、せめて「なんか違う」とか「たぶん、もうちょっとハマる言い方がある」という感覚を大事にして欲しいのよね。

「言語は万能なものでないこと、その働きは不自由であり、時には有害なものであることを忘れてはならない」

って純文学の祖、谷崎潤一郎が『文章読本』で語っていて、本当にその通りだと思う。けどさ、

言葉という型にはめて初めて、思考が具体化し認知可能になる

のもまた事実。

あなたが本当に言いたいこと、ニュアンス、思いは
どんな言葉で表現するのが最適なのか？

一朝一夕でハマる言葉が見つからないこともあるかもしれない。（私とか、作詞なんて、1フレーズ3音について何週間も言葉を探すなんてザラだったし、体育の授業中に「あ、浮かんだわ」みたいなことも過去にあった。不真面目だよね。笑）

でも、あなたの思いがぴったりハマる言葉を見つけようという姿勢。
それを持つだけで、あなたの頭は今までの10倍以上働くようになるし、それが「発信」「表現」「言語化」「あなたの世界観の伝達」「あなただからと選ばれる理由」全てに生きてくる。

ということで、長くなったけど、

言葉探し＝自分探し

をあなたも楽しんでやってみてね。

まとめ

・言葉探し＝自分探し
・言葉を極める＝あなたの思考・世界観の鮮明化
・自分が言いたいニュアンスに一番ぴったり来る言葉は何かを探す
・ハマる言葉が見つかるまで、無意識にでも探し続けることが重要
・あなたが本当に言いたいこと、ニュアンス、思いには、どの言葉が一番ハマるのか？を常に意識する

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麻生さいかについて

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言葉で人生アップデート！
ノーベル・ライティング・アカデミー主宰

「書いても書かなくても良い出版社」
ノーベル書店代表

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