弟1号の話①
こんにちは。
先日、弟1号から連絡がありました。
1号からの着信・・・
謂れのない文句を言われる覚悟をもって、電話に出なくてはいけません。
私「はい」
弟1号「お前さぁ!!」
お正月にちらっと顔を合わせた以降、連絡を取ってない血の繋がった姉に対して、もう少し違う言葉はないのか。
いつも思います。
気が合わないわけではないのですが。
幼いころからとにかく俺様気質の弟1号。
お前のモノは俺のモノ、俺のモノは俺のモノ!
そのスタイルを貫いてきます。
映画版ジャイアンを少しは見習って欲しい。
そう思う姉です。
両親から厳しく育てられた私と、好き勝手しているのに両親から甘やかされる1号。
勉強も嫌いで、常に成績の悪い1号のせいで、何かと連帯責任という名目で、私と弟2号は巻き添いをくらってきました。
でも、その罪滅ぼしのつもりなのか1号は、いつも近所でできる遊びを開拓し続けてくれました。
実家から坂を登ったところにお寺があり、そこから全力で自転車を漕いで下り、突き当たりにある田んぼギリギリで停まる。
だれが1番ギリギリで停まれるか。
小学校時代から、彼はチキンレースを知っていたのでしょうか。
姉弟3人でやることもありましたが、1号はそれが面白いと思うと、1人チキンレースを何回も何回もずっとやっていました。
一度1号1人で、変速機のついたチャリを立ちこぎしながら、爆走で坂を下ってきている所に遭遇しました。
それを田んぼを挟んだ正面で見ていた私。
チャリが左右に揺れる勢いの立ちこぎ。
いやいや
それは・・・
リアル鳥人間でした。
海に飛び立つ人力飛行機かのごとく、1号と変速機チャリは田んぼに飛び立ちました。
前輪から田んぼにつっこむチャリ。
チャリから見放され、1人宙を舞う1号。
It's Showtime!!
しかも1人。
オモロすぎやろ
爆笑で近づく私。
おぇおぇ泣く1号。
「大丈夫か?」
声をかけてあげたいのですが、笑えて声も出ませんでした。
日ごろたまった1号への恨みを、1号が何かしでかした時に見せる泣く姿で発散していた私。
最高の発散です。
そんな1号。
自分のしてきた事の記憶を喪失しているのか、自分の子供、私からすると甥っ子と姪っ子が小さい頃に危ないことをしていると、よく怒っていました。
あの当時にスマホあったら、甥っ子と姪っ子に父親の失態の数々を見せてあげたのに。
そんなことを思う私です。
今日もお読み頂きありがとうございました。