【芯空】
この空間に立つだけで
真になり
空になり
核になり
全ての点は、
ここなのだと確信する。
点を
繋いで
結んで
拡げて
全ての軸は、
ここへ行く為だと覚信する。
軸を
辿って
触って
廻して
絡めて
構築して
流して
期待して
委ねて
全ては、
己だと狂信する。
この感覚に触れ、
自分が
神だ。
女神だ。
創造主だ。
と、錯覚したかと思えば、
それも錯覚でしかなく、
事実で
一部で
全てで。
…そうだった、
望みなんてなかった。
このまま
そのまま
ありのまま
で
全てが交わる
「今」のみだった…