【けもの道】
この呼び戻した 核に
確かな 誇り を握りしめ、
天から伸びてるこの足裏で
大地を踏みしめ、地を鳴らし、
求め、叫び、喰らい、取り込む。
確かに捉えた
あの光景は、
見るものでも
願うものでも
追うものでも
叶えるものでも
喰らうものでもなく
それ自体に成るものだった。
この
誇り と 祈り と 本能 と共に
天へ放ち
地へ落とし
交わる所で
地から天へと
沸き上がり
形を成していく。
己
家族
集落
国
星
銀河
その全てを
本能のまま捉え
ありのままの姿で
ただただ、鎮座する
誇り高き けもの道。
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