蓮の骨

にげた夏の 背中までが 骨
潤目 ねむる
しまいの 鏡の
銀の空は 夢
しずむ 秋の底が 春
あしたに
新しき年の 来たらん、 そして
ふたたびの 顔にて 逢わん
いまは ただ
南天あかき 哀しき門に
冬の かんぬきを さす

 
【鎌倉の天気】
 浜しぐれ
 つめたきかぜが 至つ足に
 白冬かな


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