ふぢの花

采女 垂るる 足見川
あらひ
なみ 清らかく
小山田の丘に 雲雀
恋 きそふ声
いち高く よし
はればれ
空を わすれ
家を わすれ
遺した 雲の下に あらん
吾が
皐月の花に 埋もる 塚

 
【都々逸】
 一つが二つ わかれゆく道 また逢ひもがな 岩の姫


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