かんあけ

ゆきなの 笛の すみきよし
歌合 墨も こごるる
小春 なとけそ
暫く
山神は
雉の枕に 夢のこしみゆ
巌すべ 落つるなく
苫屋の 露の おつるらら 
夜なきし 踏跡に
交わる 小の字
かぞへてん まだ

 
【鎌倉の天気】
 しぐれのち 吾呼ぶかぜの ちぢむ襟もかも


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