春天

しかれども、
華に 別つべし
岩屋にかくした 七宝の、
あき腹には 足らず、と
煮える海に すべり
空に 赤く 星を燃やした
夜叉よ去れ
夜叉よ去れ
夜叉よ去れ

 
【鎌倉の天気】
 はま走る 風に波めく 春雨けぶり
 遠き 近くの人を 追ふ


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