波板干す

あられうつ 四万十きよせ荒川や 三里の桜まで 
国見の宮を登りくれば 中筋の里は夏霞みてし
あしずりの 潮も黒しと雲をうつす 鯨の背
あしびきの 海亀はこぶか 八十八箇の磯岩ぞ

まつのよい 白波だにも かけおちりくれり
つきのよい 風なし夜にも ゆらす白波

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