麦わら帽子

一つ宝とせ その麦がらに隠るる鉤を
何をつらんとす その川の流れゆくままに
何をうゑんとす その土の変わりゆくままに
われが守らむ その先にはたらく影の主人を

あくたの沙の熱波にや雲にうかびて仕舞い人の背をさす

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