寒昴

きみ 星に なりたもうこと
使徒と かがやいて
吾が つちを のぞくらむ
流れ たもうこと なかれ
永遠の ちぎり
かの 熱き 口づけのときよ
春よぶ 七人の むすめら
いま
寒野 出でて 雪 きよまれ
湖を こほして しずむれば
二人の夜に
火の鳥 もどらぬ ことを
月割れて
時 止まらぬ ことを

 
【鎌倉の天気】
 そで濡らす ちどりの浜が ぬのびく つとめて


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