鹿の若角

いゆししの
たび ませば
花は 貫き
流るる星よ
たまかぎる 日立十王秋山
ゆすらうめ ゆる
御影に 鈴ふる 承殿のかげ
あとを 踏みおひて
うたれ 袋かくしたる
嘆きの
恨みの
呟きの
角笛

 
【都々逸】
 まなこかくした てのひらあたた
 歳すぐるとも つきかたし


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