黒はえ

あめふるや
日向 えびのの 腰をりの
白鹿
霧島の浦まで
瑕 しょい 登りくらば
てっぽう 轟と
石 ころがれ
てっせん 散りぬ
秋葉 踏みわけ 啼く妻の
ふるらし 鈴を あふぐ空

【漢詩】
 虎女脱窟而至村
 衆不眠因法螺音
 吾堕無危惧之夢
 因為虎棲只我門


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