晩夏かげろふ

うばたまの 羽黒山おろす宮山田 しし
梵天 四海きりあけすみて なほ石黒の
にしきぬ さらしぬ 高靇ゆ高靇の道祖まで
月ころがり出でなば 夜ごと松笛の声をわすれな

あしの風 あがる火のなし 夕べとしずみ
ゆる波に つまあしあらふ 蛍そぼりて

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