鹿鳴

しろたへの さつま湧水木場 紅葉ふり
鹿の児ふみおふ母のひと声 万膳をな越えね
ひとり眠る夜の 聞こえたか、向山に太鼓
瞼が森に霧島けぶる 火の栗つかまん

五月雨や 雪はいづこの しなの山
姨捨山は 月が照るかも

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