鵜松明樺

おおふねの 津山一宮さまの欅 いくひさしく
鵜の羽 作州街道 西へ下れば、天たかく
はしたての 熊まどひ、猿ののしる山のいただきから
月鏡うつす金火に 幣ならん、あと幾尾ぞと

にほひ立ち しずく落つ葉の 花ちりてなほ
まぶた染む 色のうつりに うつつ燃ゆらむ

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