鮎の宿

ほしみやの 流るる長良の 美並上田
ぬばたま夜に
おとめひく 若鮎が綱
鵜の背も 黒ぐろ なめて
こがね散る
松明の 影からのぞく
両面宿儺が 赤目ひとつ
己が子の うるか 寄こせと、
釜ヶ滝 水を響きます

 
【都々逸】
いのちあずけし かの背よ広ろし わたる石はし 彼岸まで


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