十七

極楽十七
向かう 瀬にたつ 姫君の
芒 よぶ手が さくの月
叢雲 さそひて 踊る
かくるる秋は まだ 近からず
 と
鬼が みはるかす
水づつ
柄杓
うちつけたる 花の
いたいたし 夜

 
【鎌倉の天気】
 稲荷舁く いかづちの轟の あめわたり
 岬のさきは 秋風に


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