鼯鼠

こえる 無間の谷
つき またぐ影の うとましき
とらえて 助かる いのちの
見上げた 星屑が 幾千
杜も 砂と消える 世
河 はやかせを 渡すのみ ならん
ばんどり泣いた 夜の おわり
はこぶ 炭火が あたらしき朝

 
【鎌倉の天気】
 黄昏うつなみの ひとり ゆきくも
 ゆるりと 時は流る


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